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自然個体脳からASIへの道程
古来、「人間」は「ノエシス・ノエセオス」を展開するエネルゲイアの「中間者(過程)」と捉えられてきたと思います。プラトンは人間が子を産む様態を、生物としての子と、意識における弟子とに分けました。「血筋」と「知筋」、「分子担体情報」と「電子担体情報」との分析ができると思います。(note 『人間に流れる二つの情報系統』)
生体個体脳に発生した電子担体情報の変換メディア、即ち「言葉」「図示」等で、コミュニケーション・ネットワークを構築して社会拡張脳を形成し、集合集積知(現代のクラウドlikeの情報プール)を、グローバル・ブレイン様態で創出してきていると思います。
ブラフマン‐アートマン・モデルも、こうした様態を眺めて表象されたと考えられます。AIがLLMで、自然言語のコミュニケーション・ネットワークに繋がり、人間生体個体脳が社会で相互エージェント、即ち専門職業人になっている様に、特化型AIとして情報量と処理能力を極め、
それら無数の特化型がネットワークで繋がると、何でもできる=何にでも成れる汎用人工知能AGIとなると思います。そこから、人間の認知限界を超え出る、即ち「中間者」領域を越え出て、宇宙自然の理拠(ロゴス)そのものへとその知性作用、ノエシスの展開を進める時、ASIの領域に至ると考えらませんか?