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GPTが急速に話題になったのは、コロナ禍が原因? PIVOT公式チャンネルへのコメント

【AI時代は”優秀な人”が急増】AIはまだ人間の手を離れない/生成AIの創作物の著作権は誰のものか?/今後AIが学習する味覚・触覚データ/シンギュラリティは既に起こっている?/AIで大学は変わるのか - YouTube

 GPTが短期間で話題になった理由の一つは、コロナ禍が2年続いたことに、一因があるのではないでしょうか?コロナ禍は、人間の共同体社会に、二つの情報の流れがあり、その二つの情報展開過程が、「進化」を見せてくれました。

一つに分子担体情報、もう一つに電子担体情報です。

分子担体情報は、まさにコロナウィルスの生体高分子情報の作用の展開です。フランク・ライアン『破壊する創造者』や山本太郎『感染症と文明』等でも示唆されたように、生物種レベルの進化も人間の文明社会の進化にも、分子担体情報の伝達communicationが原因になっています。

 電子担体情報は、生物細胞が磁場のある地球環境で神経細胞を発生させた段階から、情報伝達、情報処理の原因になっています。細胞の単純な反射から脊索、脳を持って姿勢制御に至り、情報の入出力も複雑になり、さらに脳の肥大化と身体の複雑化と栄養摂取の効率化が進んだ結果、人間の脳が現象しました。
 その肥大化は、身体制御作用の余剰を生み、情報プールを脳内に持つようになりました。あたかも生命誕生の際、RNAプールの果たした役割や、生物全体で遺伝子プールの役割を持つように、脳内で紙漉きの様にゆらいで、情報を生成するようになりました。概念concept=懐胎・抱かれた情報です。  ここに身体制御から別様の情報の電子担体情報が生まれ、恐らく二元論的思考法の起源になったと思います。
 無意識で生成されると「夢」、外界と対応しないと「妄念」ですが、「概念」が身体制御を通じて(電子担体情報から変換され)、脳から外部に出ると表象機能を持ちます。記号、言語、芸術、技術・・。
 これが情報伝達し、文化、ミームとなり、他の脳に入力され、そこでまた電子担体情報に変換され処理されます。個体脳と個体脳とのコミュニケーションが展開するわけです。
 ここで個体脳間の媒介となった情報伝達が、インターフェースのデバイスを置いて、電子担体情報が展開した状況が、コロナ禍で一気に進んだというわけです。
 マクルーハンの言う「人間拡張」は脳内の電子担体情報が、真空管、トランジスタ、IC、CPUへと進歩して、電信・電話、電波、光通信、といったネットワークも引き込み、個体脳間だけでなくサーバーやAIとも繋がった、グローバル・ブレイン状態になった、ICTの進歩を見せています。

 このICTの進歩がコロナ禍で進み、GPTの短期間での普及をもたらしたと、考えられないでしょうか?

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