メディアの共進化
松田語録:Illuminate (youtube.com)
存在する物の関係性を発生させるメディア。
初期宇宙から「4つの力」の作用で物質の現象、関係性が発生したという理解でいいでしょうか?それは間に働くメディアの根源といえないでしょうか?
物質が複合的にシステムを構築した生命的存在の間には、複合的なメディアの作用が発生しています。
植物も伝達物質を放出して、同種・異種の存在に、現況を伝達していることが判明してきました。人間等の動物でも、体の内外に伝達物質を出すようです。
ただ「メディア」という概念の一般的な固有性を見るなら、生物個体脳を、社会拡張脳にするように発生したメディアが、対象になると思います。様々な生物種が、そのメディアをそれぞれに発生進化させてきました。
人間生体脳が、人間身体器官と共進化させ発生したメディアには、聴覚と共進化した音声言語、視覚と共進化した図示記号・文字が、一般的かと思います。
リテラシ―が不十分な時代では、圧倒的に音声言語が「言葉」と表象されたと思います。それが『ヨハネ福音』の「言葉は人となった」=受肉=人の身(立場)になる、という表象を生んだ気がします。
こうしてみると、松田先生が仰られたように、音声言語というメディアで伝達を受ける方が、生体個体脳にとっては容易なのかもしれません。それがAIでもできるようになった、ということは、AIにとっては進化なのかどうかは、アライメント問題に繋がるトピックスのようにも思えます。