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発酵ヒストリー#031
発酵食や日本酒に関するイベント探しが、日課になっていたような時期だったと思う。
次に参加したイベントが、”全国発酵食サミット”@東京日本橋なるものだった。
確か、平日の午後だったと思う。会社を半休して、大急ぎで日本橋に向かったと記憶している。
会場に着いたのは、開会の直前。ほぼ座席は埋まっていて、恐縮しながら少しばかり残っていた空席に着席することができた。
どうやら、第10回の記念大会なのだそうで、発酵に興味を持ち始めたばかりの自分には、そんな過去は全くわからないものの、小泉先生のお話が、どんな内容なのかワクワクしながら待ち構えていた。
小泉先生の基調講演が始まり、ひたすらメモを取りながら、あっという間に時間がすぎてしまった気がする。小さなメモ帳に6枚ほど、乱筆で。
発酵に関する学校を始められるというお話が最後にあった。
後から調べたところ、案の定、平日昼間の開講ということで、一般サラリーマンにはとても参加できるものでなかったのは残念だった。
その後、国内各地の13団体から、それぞれの地域の特徴を活かした発酵製品のプレゼンが続くという、盛大なイベント。まさにサミットの名の通りだった。
今まで知らなかった各地域のお話をお聞きすることができ、ひたすらメモメモしていた記憶がある。
ちなみに、13団体は、横手(秋田)、喜多方(福島)、木曽(長野)、大崎(宮城)、神崎(千葉)、高島(滋賀)、福島(福島)、山梨県、北九州(福岡)、石垣(沖縄)、上田(長野)、川崎(神奈川)、白山(石川)とメモしていた。
最後に小泉先生が日本橋宣言を読み上げられ、次回11回サミットは長野県の開催となることを確認されて閉会となった。
初めて、このようなイベントに参加させていただいたが、日本各地にそれぞれの地域の特徴を活かした発酵文化が代々伝わって今もなお受け継がれているのだと理解し、今まで訪れたことのない、日本の各地を旅してみたいと思うきっかけとなった。