人生がへたくそな、私に関するごあんない(自己紹介エントリ)
こんにちは、都月すみれです。
男もすなるnoteといふものを私もしてみむとするなり。というわけでちょっとした目的が生まれたので始めてみることにしました。
今回は私の自己紹介です。
1. 都月すみれとは
まずは名前の説明から。姓と名で由来が別なので分けておはなしします。
姓の「都月」について。「つづき」と読みます。
唐突ですが、京極夏彦さんの小説の中に、他作品とは毛色の違う「ルーガルー 忌避すべき狼」というものがありまして。
近未来を舞台に、14歳のおんなのこたちが異様な連続殺人事件に巻き込まれながらも手を繋ぎ、協力して生きていく物語なのですが、そのなかで私が強い共感と憧れを持った登場人物が「都築美緒」。
天才かつ破天荒。がつがつ苦境を打ち破っていく彼女の頭脳と行動力に強く惹かれたことは今もなお自分の中に焼き付いていて、もういっそのこと、とそこから「都築」という名字をいただきました。
ただ画数的にあまりよくないということで「都月」としました。
「すみれ」について。
私の本名は縁あるお寺さんの住職につけてもらいました。
そのとき「男の子だったら『●●●(私の本名)』、女の子だったら『菫』」というはなしだったらしく、結果生まれた私は男の子だったので「菫」が使われることはありませんでした。
そのはなしを聞いてから私のなかにずっとあった「菫」を、自分で自分に名付けることにした今、私は使うことにしました。ひらがなの「すみれ」にしたのは好みです。
私です、どうも。前置きが長くなってしまいましたが、双極性障害(II型)で、緩いトランスジェンダー(MtF, MtX)な、ごく普通の物書きです。 あえて「ごく普通の」ということばを冠していることには、ちゃんとした理由があります。
2. 「ごく普通の」私について
まず最初に。私は現状の「一般的」において、普通ではありません。精神障害者に分類され、なおかつ性自認が身体の性と一致していないという2点において「外れている」といえます。
このことを人に告げると「あっ」という感嘆詞とともに距離を置かれることも少なくありません。
重々承知しています。私は普通じゃない、と。
そういうこともあって最近までほとんど人に話すことはありませんでした。誰にも話さず、ずっと隠して、「ごく普通の」私として生活していました。だけど。
この数か月で何かが弾け、本っ当に嫌になりました。
だから私は少しずつ動くことにしたのです。それもあってnoteを始めることにしました。
私の野望は、こんな私がいることを「ごく普通の」世界にすることです。
近年、多様性とかLGBTsとか、そういった言葉が使われるようになってきています。「そういったものもある」という認知が広がってきたと言えるでしょう。ただそれは認知が広がってきただけで受け入れられるようになったとは言いきれません。
今もなお拒絶する人は結構います。馬鹿にしたり揶揄する人も少なくありません。この数か月カミングアウトしてきた中で実際に遭遇してきました。この人なら大丈夫かな、と判断した人たちですらそんな状態で、結局そんなものなんだな、という失望が率直なところです。
ただその中で何となしに感じたのは「外れている人たちを受け入れていない人が多数派だから、外れている人たちを揶揄しても許される」という感覚もあるのではないか、ということでした。
味方が多ければ「我こそは正義」と強気に立ち回ることができるのは想像に難くありません。自分が正義であるならばその行為は正当である、そう考えるのが人間なのだと、私は考えています。
だから「外れている人を受け入れている人が多数派になれば、そんな人もいなくなるのではないか」という仮説を立てて行動することにしました。 「私のような人がそこにいる」ことでそれが「日常」になれば、きっと私のような人たちも「ごく普通の」存在になれる、それが私の考えで、希望です。
3. noteに書くこと
私の日常を書いていきたいと思います。思ったこと、やってみたこと、読んだ本についてや、書いたものなど。
精神障害やトランスジェンダーの人にも「日常がある」ことを感じてもらえたらうれしいです。
4. 追伸
堅いはなし重いはなしを書きましたが、記事はできるだけ明るく楽しく書いていきたいと思います。
きっと変なはなし満載にします。よろしければよろしくお願いします。
(1,817字 執筆時間2時間半くらい)