はじまり
何かを始めるとき
はじめの一歩が難しい。
やったことがないから、どうなるかわからない。
だから、失敗するかもしれない。
せっかくの真っ白なキャンパス、できれば失敗で汚したくない。
そんなわけで、あれこれシュミレーションして時間ばかりが経ち
時間をかけるほど尚更に、一歩目が踏み出しにくくなる。
実を言うとこのnote、下書きを書いてはこねくり回し
数ヶ月経った今でもまだ一つも投稿することができていない。。。
「初めてあるある」だ。
そんなことを書いていて、
ある時踏み出した「はじめの一歩」を思い出した。
それはリーマンショックで会社が揺れていたある日の朝。
将来安泰とされる会社で働いていた僕は
夢に見てしまった世界一周バックパッキングの旅を実現するため
会社を辞めますと上司に伝え、あっけなく道を外れた。
なんでもない普通の朝だった。それが、忘れられない朝となった。
それから、11年。
安心感を担保してくれた貯金もとっくに使い切ったし
肩書きも仕事もない。
おまけに世界はコロナウィルスで上へ下への大騒ぎ。
それでも、なんとかなるもんだと
胸を張って言い切れる自分がここにいる。
怖くとも、地面を蹴って信じる道へと飛び出してみてよかったと思える自分がいる。
別に僕は、誰かに「なんとかなる」と約束したり保証するわけではない。
ただ僕は、大丈夫だと信じて生きることを選ぶ、というだけの話だ。
本当に大丈夫かということよりも
そう信じることができるかどうか。
そっちが大切なんじゃないかと思う。
いざ道を外れ、雨に降られ、風に煽られ、土にまみれたところで
太陽は差別することなく僕を照らしてくれてきたし
どこかしらに拾ってくれる神がいてくれた。
ぞっとするような暗闇にいたこともあったけど
そこでしか学べないことがあったから、悪くはない。
今はそう思える。
だから、大丈夫。
そんなわけで、ここらでまた新たな一歩を踏み出して
この真っ白なキャンパスに、自由に絵を描いてみたいと思う。
飛び出したから見えたこと。
失敗したから学べたこと。
旅の途上で出会ったものを、シェアできたらと思う。
それをやったからって、先がどうなるかは解らない。
でも、それでいい。
先が解らないから、可能性がある。
考えすぎることなく、
隙なく完璧な文章を練り上げることに夢中になることなく
今この時を捕まえて、エイヤっ!と飛び込んでみようと思う。
NEVER TRY, NEVER KNOW
やってみなけりゃ、わからない。
お金のために何かをするのではなく、好きなことをしたことでお金を頂戴できると幸せです。僕という人間の存在に対して、サポートをしていただけたら、それほど嬉しいことはありません。よろしくどうぞ!