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自宅退院します

入院1週間目


誤嚥性肺炎で救急搬送され、入院して1週間のとき主治医からは
『飲み込みができるかどうかわかりません。
微熱も続いていて、吸引も必要です。
ゴールデンウィーク明けまで様子をみます。』
と電話がありました

私の中で
【もう一度、一緒に暮らしたい】
という想いが強く出てきました
なぜかと言うと
誤嚥性肺炎や救急搬送を想定していなかったからです

甘いと思われるかもしれませんが
順調にいけてると思っていました


昔書いた、とある言葉

『できない覚悟はしなくていい』

そう書いたことがあります
でも間違っていたかもしれません

穏やかに流れていた日々に
平和ボケではないですが
安心しきっていたところがありました

今回、奇跡的になのか、運が良かったのか
高カロリーゼリー2個、ペーストのおかず1種類
これが食べられるらようになりました

なので自宅退院をします

そのために退院カンファレンスを依頼して

(急にMSWから15日退院と電話がかかってきただけ。GW前から状況変わりすぎじゃない?在宅に帰ってくるのは嬉しいけど、何の準備が必要なの?)

看護師、理学療法士、言語聴覚士から
現状を説明してもらいました

主治医からも病状説明の電話がありました

●ケアマネさんは
・ショートステイ、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ、訪問介護、福祉用具(エアマットへ交換)の調整
・階段昇降ができなくなっているので、ショートのとき上げ下ろしどうするか?担当者と相談してもらってます

●家族は
・食事の前後に口の中だけ吸引しないといけなくて、その手技の練習
・栄養指導でとろみの付け方、ゼリーの種類など
・STより食べる量、食べる姿勢など
病院に行って指導を受けます

20日頃の退院の予定です
退院まで色々準備が必要です
安心、安全に帰って来てもらえるように
たくさんの関係者が協力してくださり、
本当に感謝です

何はともあれ


今後、誤嚥性肺炎のリスクは高いです
また直腸膀胱障害もあります
どうなるかはわかりません
でも今回の入院で覚悟ができました

誤嚥性肺炎が現実的になり
アルツハイマー型認知症の末期であることを
改めて考えさせられました

また誤嚥性肺炎を再発して入院になっても
それが数日後であっても
今回帰って来てくれたことで満足にしよう!

また自宅で生活していて
目を離した時間に何かあっても誰も悪くない
朝になって起きなかったとしても
どんなことがあってもお父さんの寿命

もう十分!なんてないけど
後悔は出てくるものだけど
満足してる気持ちを大切にしよう

もしかしたら自宅退院が難しいかもしれないというときに
私の信頼する主任ケアマネの先輩に相談しました

『世間が何と言おうが、最後は家族の気持ち。
たとえば胃ろうは延命ってわかっていても、
それで自宅退院ができて家族で過ごす時間が作れて、家族が納得するならそれでいい。
やってあげたいこと、できること、できないことをちゃんと可視化してみ。
世間が何と言おうが、残るのは家族やから家族の気持ちを大切にしたらいい。』

本当に力になる言葉
私は1人で抱えて色んなことを想定して
それを先輩に聞いてもらって
知識があって相談できる人がいることも私はとても幸せで感謝です


振り返った時、もし違う方を選択していたら…
そう思うことがあるかもしれません
でもそれは違う!!
その時の選択はその時の最善だから

言い聞かせてるんじゃなくて、本当にそうです

もし仮に気にしている方がいたら
それで良かったんだよって最善だよって
自分に家族に誰かに伝えたあげてください



もう一度、家族の時間を過ごせることに感謝します
この時間を大切にします
ありがとうございます

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