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What is Permaculture.

どうも、パーマカルチャーについて話すとアフロを広めてるんですか?と聞かれるボブです。今回は僕が今人生かけて学んでいるパーマカルチャー って何!?ってお話です!
これを見ればあなたもパーマカルチャーデザイナーになれる!!...といいな。

1.パーマカルチャーの始まり


パーマカルチャー(Permaculture)という言葉は1970年代にオーストラリア南部のタスマニア島で暮らしていたデビッド・ホルムグレンとビル・モリソンが永続可能な農業をもとに永続可能な文化、即ち、人と自然が共に豊かになるような関係を築いていく必要性を感じ創った造語です。
Permanent〔永続的な〕× Agriculture〔農業〕× Culture〔文化〕
この三つの造語ってわけです。

持続可能な農的暮らし・文化の形成に必要なデザイン手法と概念というとわかりやすいかな。
持続不可能な破壊的農業、それによる生態系の破壊、希少かつ有限な資源の乱用など多数の世界的問題を背景にこのパーマカルチャーという考え方が生まれたんだね。

僕のイメージなんだけど時代を経ている中で現代社会やその土地に合ったパーマカルチャーの思想も出てきている気がする。
例えば、僕がパーマカルチャー を学んでるソーヤー海が言う
TOKYO URBAN PERMACULTUREのように都会からできる新しい生き方のデザインの実践方法もある。
ゆくゆくは田舎での実践も視野に入れてるけど、人が集まる都会での実践にも僕は興味があるから都会にいてもパーマカルチャーのデザインができるように分かりやすく伝えていきたいし、みんなと共創していきたい。

要は農的暮らしや自給自足でしょ?ってよく言われるけど
”活かし繋がり合う関係性のデザイン手法”
なら都会でも当てはまるよね。
そして活かしきれてないものだらけの都会にこそ必要なデザイン手法だと確信しています。

2.パーマカルチャー3つの倫理


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パーマカルチャーには3つの倫理があるんだけど、倫理って言葉少し抵抗があるよね。僕は生きる上で行動するときの行動指針として捉えてるよ。

Earth Care〔地球への配慮〕
全ての生命は地球の健康の上に成り立ってるのに、今その地球が危ないよね。
地球への配慮とリスペクトを持とうよってこと。

People Care〔人への配慮〕

まずは自分。そして、家族や友人。できるなら海を越えた人を想って行動していこうよってこと。自分の配慮ができないと、とても他人のことなんて配慮できないよね。

Fair Share〔余剰分の分かち合い〕Future Care〔未来への配慮〕
自然から受けた余剰分の恵みはみんなで分かち合おうよって考え方。
最近知ったFuture Care〔未来への配慮〕はネイティブアメリカンの考え方から来ているんだけど、僕らは未来の資源を借りていて、未来へ残せる資源が果たしてあるだろうか? 

この三つの要素を大事に行動することが大事だとされています。
小さいところから意識してみるといいかも!!
僕は仕事や買い物に当てはめて意識してみるところから始めたよ。
何事も大きく変化はしないから少しずつ、そして自分に優しく。

3.デザイン10の原則

パーマカルチャー”活かし繋がり合う関係性のデザイン手法”って言ったけど
そこには10の原則なるものがあってこれはデザインのメガネみたいなもので、生物や無生物の関係性をデザインするときに必要な要素。
みんなもこのメガネを手に入れよう。ちなみに僕の視力は2.0。

1.関連性のある配置をする
これもの凄く重要!!
パーマカルチャーの基本は観察!!そして、観察!!
生物や無生物の機能、エネルギー(人・太陽・水・風)の動きや特徴を
じっくり観察して関連性のある配置を。
2.各要素に多くの機能を持たせる
これも観察!!それが持つ機能を把握し多くの機能を持つように!!
パーマカルチャーでは一つのものに最低3つの機能を持たせることが必要って言われてるよ。僕が現代版百姓を目指しているのはここからきてるかも!!
3.重要機能のバックアップ
分かりやすいのがインフラ(水・電気・食料)をいかにバックアップしていくか。
水なら、水道水の他に雨水と井戸水があれば断水なんて怖くないよね。
レジリエンス(しなやかさ)が重要で、あぁ断水か…雨水に切り替えるか。みたいな。心のレジリエンスもとっても重要だと思う。生活の上で重要な役割を果たしているものを常にバックアップできる仕組みを考えてみよう。災害大国の日本ではとっても重要なことだよね。
4.効率的なエネルギー計画
合理性を意識して様々な物の関係性をデザインする。パーマカルチャーではゾーニングって言葉を使うよ。現代社会に例えれば仕事場、2時間もかけて出社するなんて通勤に掛かるコストやストレス(満員電車)とか、時間などエネルギーの消費がすごい!!
いかにエネルギーを消費しない豊かな生活を送れるか、人や物の関係性デザインしてみよう。
5.生物資源を活かす
動植物や太陽光や水、風、重力などの特性に着目しデザインをしてみよう。
冬のベランダでビールを冷やしたり、太陽光で料理できるソーラークッカーなんてあるよ。
6.エネルギーを循環
身近にある資源を活かして、それを循環させること。
例えば、生ゴミコンポスト。家庭の可燃ゴミの約3割は生ゴミなんだけど、これをコンポストにすればベランダガーデンの野菜が元気に育つよ。
ゴミも減るし、循環も意識できるし、美味しい野菜も取れるってわけだ!!
7.小規模集約システム
細分化から統合へ。
小さなスペースでいかに生産性の高い収穫物が取れるかデザイン。
例えばコンパニオンプランツ。一緒に植えるとお互いを助け合う植物を一緒に植える。トマトとバジルとか。ピザ食べたい。
8.(自然)遷移と進化を促進させる
落ち葉が落ちて、微生物が分解して堆肥になる。
このような自然の流れを理解し、逆らわないように促進させる。
9.多様性
生物多様性を保護すること。
そして、多様な動植物の特性を活かすデザインを。
10.エッジ
異なる性質の環境が隣り合う境界(エッジ)には豊かな多様性が現れる。
例えば、平和道場には近所のお年寄りから旅人、パーマカルチャーを学びにきた人etc...本当に多様な人たちが集まるまさにエッジなんだよね。

4.最後に

最後まで読んでくれてありがとう。
パーマカルチャー を学んで思うのは、生物や無生物の関係性を観察するのが本当に楽しいこと。いいメガネになってきた!!
是非、身近なところから生かし合う関係性のデザインをしてみてね!!

それでは!

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Bob-暮らしをデザイン-
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