「たぶんこれ銀河鉄道の夜」を観てきました
ヨーロッパ企画さんの「たぶんこれ銀河鉄道の夜」を観てきました。今日はその感想を書きますが、ネタバレを避けるため内容にはあまり触れません。
感想を一言で言うと、最高でした!とにかく笑いましたし、考えさせられました。生きづらい社会と言われる日本社会を作品で表現するのは素晴らしいと思います。原作の銀河鉄道の夜では亡くなった人が乗ってきますが、今回は肉体の死以外にも精神や炎上によって社会的に死んだ人まで対象でした。
最近、炎上が多いですが、ヨーロッパ企画さんの面白い表現が印象的でした。テレビのコメンテーターは炎上した人を批判するだけですが、彼らはクリエーターとして作品で表現しているのが素晴らしかったです。
私はミュージカルや映画が好きですが、毎日観るタイプではありません。ミュージカルは年に1,2回、映画は月に1本観るくらいです。ヨーロッパ企画さんの作品は映画「ドロステのはてで僕らを観る」を観たことがあります。ドロステもとても面白い作品でした。
ドロステが面白かったので、いつかヨーロッパ企画さんの舞台を観たいと思っていました。そんな時、上田誠さんのツイートがタイムラインに流れてきて、東京で公演をやると知りました。公演の2日前に知って急いでチケットを買ったので、本当にギリギリでした。東京公演以外も全国で行われているようですが、公演期間が短く、今日しかタイミングが合わなかったのです。
映画も好きですが、改めて舞台の魅力に気づかされました。役者の声がとても響いてくるし、臨場感が全然違います。舞台はテレビよりも大きく、観やすいです。席は遠かったですが、それでも楽しむことができました。
コロナ禍の時はエンタメが不要不急と言われていましたが、こうして生のエンタメを普通に楽しむことができると、コロナが終わった感じがしますね。また、ヨーロッパ企画さんの舞台を観に行こうと思います。
東京以外でも公演されるので興味がある人は是非観てみてください。