企画屋の方の個人インターンで学んだこと
※今回の画像は池袋で食べたハンバーグです🥩 めちゃくちゃ美味くて、お店の人にめっちゃ美味しかったですって言ってしまいました
どうもこすけです。明日から大学二年生も始まり、翌週には課外プログラムも始まりでとてもワクワクしております。
さて、今回ですが、企画のプロの下での3ヶ月間の個人インターンで学んだことを振り返ろうの会をしたいと思います。Miroでざっくりまとめたものを文章でさらに言語化して学びを深めていくのと、それを形に残してあとで見返せるようにするのが目的です。
個人インターンをさせていただいた方との出会いとしましては、以前、自分が1年間インターンをしていた際に、NPOにプロボノとして関わっていた方がその企画のプロの方でした。インターンをしている中で何かとご一緒させていただく機会を設けていただき、その方の考え方や面白さに惹かれて、春休み期間の3ヶ月間でインターンをさせていただくお願いをし、ご快諾してくださいました。ちなみにその方は、某体験型エンターテイメントを提供する会社で働いている方です。
週4でコミットするつもりが、参加していた別プログラムやら、また別のインターン業務やらで、結局は週2〜3程度になってしまっていました。ですが、その中でも学ばさせていただくことが本当に多く、100点ではありませんが、自分としても得るものは本当に山のようにありました。
学んだこととしましては、大きく分けて3つの種類があります。
1. テクニカル系の学び
2. 思考法系の学び
3. ライフスタイルとしての学び
1. テクニカル系の学び
テクニカル系の学びというのは、文字通り技術に関連した学びです。お師匠が企画屋ということで、企画屋としての諸々を近くで学ばさせていただきました。ざっくり言うと:
・人の感情やモチベーションを大きく動かす要素としてビジュアルの重要性
・デザインや印刷、オリジナルグッズの発注
・日頃のインプットの重要性
・言葉の人を動かす力
でした。
ですが、個人的に思うのは、「企画屋の下だからこそ学べたこと」というのは次の2,3にあたります。
2. 思考法系の学び
ダブりがある気もしなくもないですが、思考法系の学びとしては大きく分けて3つありました。
i. 思考・認識のフレーム(概念・言葉・質問)がモチベーションや思考の整理のために重要であること
外から取り入れた情報や、情報が思考となって自分の中でたまっている時に、それらを整理する上で思考・認識のフレーム(枠組み)が重要となってきます。
これは、例えば「グッ友」の概念づくりでもそうでした。自分の周りの人間関係(情報)があり、その人たちとの関係性に悩むとき、自分の中で整理する時に「親友」というあまりにもハードルの高すぎる関係値の存在と、「友達」というベクトルも大きさ(関係値)も広すぎる存在がある。なら、間に新しい枠組みを作って、もっとストレスレスに人間関係を捉えられたらいいのではないか、ということでした。
他の例で言うと、自分が現在、仲間とボードゲーム開発をしている中で実際にあったものがあります。何か「味噌汁の具材」を出してほしいときに、ただ単に「味噌汁の具材1つ」と聞かれるのではなく、「あなたの好きな味噌汁の具材」と聞く。そうした方が、出力する必要のある思考のターゲットが狭まり、より出しやすくなり、さらにはそこにコミュニケーションも生まれる。
というような、言葉や概念、質問でその人の思考を絞り込むことができ、それらがモチベーションを上げるためにも思考を整理するためにも重要である、ということを学びました。
ii. 意思決定や感情の背景には何らかの理由があり、それの言語化が課題解決の上で重要であること
「なんとなく嫌だ」「なんか好きじゃない」というような、ふわふわとよくわからないまま意思決定を行うことが皆さんにもあるのではないでしょうか。自分もめちゃくちゃそうです。
ですがその時に、意識のレベルの差はグラデーションでありつつも、何らかの理由が背景にあるということを学びました。またその際の言語化が、その意思決定を探って次の"より良い"意思決定に繋げたり、自分を知ったり、別の課題解決に繋げたりするために重要なのだと思いました。
またその際には、『抽象と具体』という本にもありますが、要素を抽出するために色んな具体例(シチュエーション)に落とし込みながら、背景に潜む理由を探ります。
最近も、自分の活動にすごいモヤモヤと不安がありました。その解消と次の意思決定に繋げるために、熱中している瞬間を分析しました。哲学対話の学生団体で熱中していた1年間の活動や、高校で毎日のめり込んで練習していた部活、感情がとても高まったカンボジアでの体験、自分が現在行なっているプロジェクトで熱量が高まった瞬間などを比較、抽象化しました。その結果、自分は「0→1か1→10かは問わず、仲間と共に社会(周囲)を巻き込みながら何かを作り上げている瞬間とその巻き込んだ時の広がり」に熱量が高まるのだということを感じています。※詳しくは後日noteにしようかなとも思っています。
そういった思考法ができると、所謂ビジネス的な課題解決以外にも、誰かに何かをしてもらいたいときに、その人のモチベーションを作る上で役に立ちます。実際に企画というのは、対象にどういった感情を持ち帰ってもらいたいのか、どういった行動につなげて欲しいのか、何を学んで欲しいのか、などの目的に基づいて企てを行います。広く言うと「モチベーションコントロール」だと思います。
iii. 具体と抽象を意識することが重要であること
自分もとてもその悪い癖がありますが、抽象と具体の粒度感がバラバラだったり、全てを具体に落とし込んで考えようとしたりしてしまいます。そういった時に抽象と具体を使い分けること、そしてそれらの粒度感を意識しながらディスカッションを進めることが重要だということを学びました。これは、インターン内というよりかは、自分のプロジェクトとそれに関連する読書などを通じて学びました。
そういった具体と抽象の意識が行われることによって:
・再現性を生み出しやすくなる
・ディスカッションでの論点とその場で考えていることが整理されやすくなる
・手段が目的化してしまうのをより気をつけることができる
といった効果が期待されると思っています。
企画屋の方は、「その〇〇ってどういう意味?」というのをよく色々な方に尋ねていらっしゃいました。それは、抽象と具体を意識して、上記3つの効果を生み出そうとしているのだと(勝手に)学びました。自分は、ついよくわからないままに抽象的な言葉を使ったり、具体から入りすぎて話が進まなかったりします。
その反省も踏まえ、今もnoteを書きながら、「この言葉は具体的にはどういうことだ?」「他の例を挙げるならどういった抽象化ができる?」と精一杯意識しながら書いております。
※一緒に作ったクッキー缶(缶を買うところから)
3. ライフスタイルとしての学び
思考法系の学びと同様に、ライフスタイルとしての学びも大いにありました。大きなものとしては3つあります。
i. 人生かけて取り組みたいことはまだ見つかってないし、まだないのかもしれない
これは以前のnoteでまとめさせていただいたので、もし気になる方がいればそちらをご覧いただけると幸いです。
大学の間に見つからないかもしれない、という前提をもってワクワクに向かって動き続ける。その時に大事なのが、自分を振り返り、その時々で生まれる問いについて考え続けること。そこに尽きるのだと思います。
ii. 概念もモノも、なければ、つくればいい
これも一つ重要な考え方として大きな学びでした。概念を作り出すことに関しては2-iの学びに直結しています。一方でモノに関しても同様に、なければ生み出せばいいのだ、ということを教わりました。
また、現代の社会的な価値観として、やはり「目に見える」モノの価値は強い。考え方や関係性、単純な幸福感に価値を見出しづらいのが今の世の中だと感じています。そうしたときに、何か課題解決を行う上でも目に見えるモノはとても強い。だからこそ、テクニカルの学びでも挙げたような「人の感情やモチベーションを大きく動かす要素としてビジュアルの重要性」をとても学んだのです。
なければ既存の枠組み、モノだけで考えるのではなく、自分で何か生み出す。自分で何か社会に新しい価値を生み出す。そうした一種の起業家精神的なものでした。
iii. 楽しむのを忘れない
最後の最後で、「楽しむのを忘れない」ということも重要な学びでした。何をやるにも、結局は自分が辛すぎたらしょうがない。そして、社会的な価値だけでなく、自分にとってどういった価値があるのか。楽しさというのはそういった根本的な幸福感であることを感じました。
特に「誰かのためにやろう」という一種の自己犠牲的な精神は、すごく疲れますし、重いですよね。そういった意味でも、「どうやったら楽しく課題解決をできるか」というのを考えていく必要があるということを学びました。
自分は「とりあえず動きたい」というような衝動があり、常に何か活動をしたり、新しい人に出会ったりしていたいです。ですがその「動くこと」が目的化しすぎて、自分の首を絞めたり、実力が思う以上に伸びずに自己肯定感が下がるような悩みを持つこともあります。だからこそ、この学びは自分にとってとても大きい学びでした。社会的な意義や価値に捉われすぎず、自分の中にある義務感だけに突き動かされすぎず、楽しくやっていこうと思います。
※キャンプに連れて行っていただいたとき
以上が一応自分の中で言語化してみた。企画屋の方のインターンでの学びになります。とても貴重な体験をさせていただき、本当に感謝してもしきれないくらいです。インターンを卒業する日には、「かるい宣誓書」という形で、「私は、企画精神を学び、「身近な課題を企画で解決しよう!」とまずは思ってみるところまでは成長できたことをここに宣誓いたします。」という宣誓を、メッセージ入りの宣誓書にしました(笑) 多分毎日のようにやるのは・・・無理だからです・・・。
定期的にこのnoteは振り返ろうと思います。
ではまた5日後に👋
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