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座右の銘は『天を睨んで星を射る』なんだけど……

座右の銘はなんですか?

たまに面接などでも聞かれたりするので、自分の座右の銘を決めている人もいると思います。

最近ではそんな『座右の銘』が何かさえわからない人が増えてきたと聞きますが、実際の所はどうなんでしょうか。

そんな話はさておき。

私自身の座右の銘をお話したいと思います。

私の座右の銘

ちなみに私の座右の銘は

天を睨んで星を射る

です。

知らない?

ですよね?

なので以下に解説していこうと思います。

古代中国は殷の時代

古代中国『殷』末期の頃。

中華全土は荒れ果て、政治は腐敗し、民は困窮していた。

そんな時代、将来は武功で身を立てようと、毎夜弓矢の稽古に励んでいた何梁という名の若者がいた。

最初は短い距離から、百発百中になりだんだんと距離を離していく。

やがて二百尺離れた的も射通すようになり、

「いずれはあの天の星すら射落としてやる!」と豪語するようになった。

そして毎晩天に向かって矢を射かけるようになる。

周りの者は「あいつは弓ばかり射すぎて頭がおかしくなった」「夜空の星が射落とせるものか!」「そんな事をしていたらそのうち役人に咎められる」などと何梁を笑ったという。

しかし何梁は気にせず、天に向かって矢を射続けた。

殷周革命

やがて周の文王による殷周革命が起こる。

そこで弓の腕が自慢の何梁は、望み通り武功をあげ、周の将へと取り立てられた。

何梁は部下たちにこう伝えたという。

「我天睨射星的心」

「自分はたとえ人から笑われ、天から睨まれようとも、星を射かけることをやめなかった。だからこうして身を立てることが出来た。その心こそが大切である」

と。

「たとえ天命に背くとも、自分の大意を果たす」

という意味で

『天睨射星』=「天を睨んで星を射る」

という言葉が使われるようになったという。

この由来から、私は好んで

『天を睨んで星を射る!』

という言葉を座右の銘として定めているのだ。

最後に……

この話は全部ウソです。

全くのでたらめです。創作です。

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