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〜則天武后〜 歴史の裏側

何時だって、人は「表面」で見た事で物事を判断して行く。

次第にそれが一人に広がり、また一人に広がり「当たり前」になっていく。


歴史などに例えてみても、そう感じる。


有名なところで言うと中国の長い歴史の中で唯一の『女帝』として知られている武則天(日本では則天武后と呼ばれる)など。

「独裁的政治をしていた冷酷非情な女帝」

と語られているものが多いのですが、女帝として上り詰めるまでの

「見えない歴史」

と苦悩もあったよう。


宮女として仕えながら「寵愛」されていた媚娘(後の則天武后)は皇后や側室らから欺かれ、何度も陥れられ自分の命を「天運」に委ねながら生きながらえてきたのですが。

そこには媚娘の『才』と、生き残る為には『力』が必要だと気付いたからだとも言える。


時には「罪の意識」に才悩まされる事もあったようですが、非情になりきれなければ自身も「国」も守れない。


特徴として後半くらいは目立つ行為や、行き過ぎた「惨殺」などに目が行ってしまうのは確かですが、決して『功績』も残しているので政治的能力は男性にも負けないくらいあったのでしょう。

・高句麗を滅ぼし唐の安定化に寄与

・農民反乱は1度もなく民衆の生活の安定

・人材登用能力の高さ(開元の治)

など、則天武后だから成し遂げられたのかもしれない。


何が正しいかは、現代では断言する事が出来ず、多々の説がありますが見えない「裏側」にも注目して欲しいですね。


※歴史が好き(更に得意)な方は、案外頭の回転が早かったりしますよね。