こどもはいいぞ

と、死ぬほど言われる。

もう、ほんと死ぬほど。

女なら産め、その年齢なら焦るべき、頑張れ、、、

人の幸せとは、女の幸せとは、年齢相応の幸せとは、
そんなのは当たり前に人それぞれである。
当たり前に。

子供を持つ幸せを私は知らない。
子供を産んだとして、子供を持たなかった人生の幸せや、その自由や孤独を知る由もない。

つまり、幸せなんて本人の人間力や選択に依存するもので、誰かや一般論で推し量れるものではないのだ。

何を選択したって、選択しなかったもう一方の人生を羨んだりするし、何を選択したってそれを想像以上に自分のものにすることもできる。

それなりの幼少期だった私は、そもそも家族や子供を持つことや、何かしらのコミュニティや繋がりに幸せや生きがいを託すつもりがない。

それは絶望的な孤独からくる発想にも思えるかもしれない。
生きていく上で身につけた、惨めな武装なのかもしれない。

でも、誰かに依存したりされたり、傷つけたり傷付けられたりすることを恐れながら日常を過ごすことから離脱する選択や、その勇気によって、自分の幼少期のような負の連鎖に歯止めをかけることが出来るのかもと考えれば、それは絶望でも惨めでもない、と信じたい。

私が言いたいのは、こんなに多用的な世の中で、こんなにボーダーレスな人間社会で、性別や年齢や使い古された一般論で、私をくくったり私の指標を決めないでくれということ。

誰だってもっと自由でいていい。生き方も考え方も表現の仕方も。
壮大なことじゃなくて、尊大なことでもなくて、至ってシンプルなことなんだ。その積み重ね、繰り返しだよ。胸を張って生きよう。

ninni

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