Selling like hot cakes? That's a pipe dream! 3
ちょっと前にも書いたように,ぼくは日本語でだらだらと日常のどうでもいいことを『徒然草』的に書くのが性に合わないし,2000年ごろに活躍したネット系有名人とか御用学者と同じようにsocial mediaを使ってファンを囲い込んだり,仲間内で集まっている人たちと関わりたくないし,彼らのようなことはしたくないので,できればひとりでインプットをして新しい企画を練って,出版社が見つかり次第,執筆する,あるいは出版社が見つからなくても執筆し,それをネットかオンデマンドで売る方向で行きたいと思います.このnoteも徐々にそういう場にしていきます.
ただ,売れない著者の企画は通りませんし,最近では話を聞いてくれるところもありません.なんとか出した本もリアル書店には置いてくれないところが多いので,ネットでの売り上げを伸ばさないといけません.そこで,おそらくAmazonが効率的に売り上げを伸ばそうとしてこういうシステムを逆手にとって自分の本たちのインプレッションを少し伸ばすことを考えています.よければご協力ください.そして,ぼくは自分の本の売り上げを伸ばして自分の仕事を継続していけることを考えていますが,別ジャンルのあなたのお気に入りの著者で同じことをやっても,彼ら彼女らを助けることになると思います.
もし,あなたがAmazonにアカウントを持っているならば,Amazonの著者ページをフォローしてください.同じように著者アカウントをもっている作家さんがフォローする場合でもない限り,著者からは誰がフォローしているかなんてわからないし,ぼくから個々人に直接に連絡が行くことなどはない(あったら怖いし)ので安心してフォローしてください.Amazonの書籍データは著者はいじることができません.出版社がフォーマットに沿って登録していると聞いています.著者がいじれるのは自分のプロフィールぐらい.ここでも変なアピールしたくないのでぼくのプロフィールは英語で短く書いているだけです.
で,フォローしていただくと,新刊が出る前に,情報がいきます.ひょっとしたら,出版社がキャンペーンをやっていて短期間安く買えるとかいう情報もいくかもしれません.正直に書くと,これはフォロワーからすればそんなに得はありません.ただ,著者からするとおそらく自分の著作がより多くの潜在読者の目につきやすくなる可能性があります.
ここでフォローしたからといって,Amazonで購入しなければいけないわけではないです.Amazon以外のオンライン書店で購入したければどうぞ.ただ,できればその場合もあなたのWish List(ほしい物リスト)にとりあえず入れておいてくれるとありがたいです.Amazonで買う場合も,「本屋でとりあえず見てからにしようかなあ」という人はとりあえずWish Listに入れる習慣をつけることを身につけてください.それによって,Most Wished Forでのランキングが上がります.
あとはレヴューをしてくれることです.好意的なレヴューを書いてくれる人が現われると著者としては嬉しいですが,システム的にはとりあえず星の投票をしてくれる人がまったくいないと動かないはずなので,普通の人は星の投票だけでいいと思います.5が最高だからそれだと嬉しいですが,別に嘘をつく必要もないんじゃないですかね.ただ,星なしとか1とかをしている人は嫌がらせでやっている人がほとんどだと思います.かなり残念だけれども,まだその著者に何かを期待する気があるならばぼくならば最低でも2にします(註・これは仮定の話で,自分が執筆するジャンルでレヴューはぼくはしないことにしています).人それぞれですけどね.
まあ,まとめると,ぼくに関係なく,お気に入り著者を応援するのにまずできることは,「応援しています」というお気持ち表明だけでなにもする気がないのにメッセージをsocial mediaで送るのではなくて,Amazonで
❶著者ページのフォロー
❷買わなくてもWish Listに登録
❸星だけでいいのでレヴュー
をすることをお勧めします.
リアル書店の場合は,
❶その本が棚にある場合もない場合も,とりあえず書名を店員さんに告げて書棚に案内してもらう
❷ない場合は注文する(結局Amazonなどより遅いところがつらいところです)
❸店員さんの了解の下で,その本が陳列されている状態あるいは購入時を写真にとり,social mediaにアップする
❹(自分が読んだにも関わらず)近所の図書館にリクエストを出す
なのですが,これは心理的なハードルが少し高いと思います.
ちなみに,Amazonのバグなのか,出版社のミスなのか知りませんが,著者の姓名の間のスペースの有無等などが生じて,その著者のすべての著作が著者ページに表示されないことがあります.これも著者の側では直せません.そういうこともあり,ぼくはバックアップとしてBooklogで自分の著作をまとめています.
もうひとつ.これも前どこかに書いたかもしれないのですが,あなたがまだリアルで直接のやりとりのない著者に本気でリクエストをしたいのならば,出版社に実名および自分の立場を明らかにした上でメッセージを送るべきです.厳しい云い方になりますが,そうでなければ相手にされませんし,あなたのリクエストがその著者の今後の作品に反映される可能性はないでしょう.本当にあなたのリクエストが聴くに値するものならば,出版社に先にぶつければ,それが読まれた上で,著者に提案という形で降りてきます.お人よしの出版社に話を聞いてもらって,彼/彼女にお人よしの編集者に話をしてもらって,企画会議に…というよりははるかに実現の可能性は高いはずです.
たぶん,いまの勢いだとこれがいちばん売れているはずです.リアル書店にはおいてくれないのに… この調子が続けば,今年中に増刷がかかるかも,というところです.
次がこれ.ぼくの力じゃなくて出版社とシリーズの力です.受験シーズンに向けてまたもう1回ぐらいネット上で取り上げられたら増刷も,と思いたくなりますが,あまり期待しても… 大学受験生以外の学習者でも売り上げを伸ばして,出版社に一般書の売り上げとしても期待できるところまで持っていきたいところです.
この2冊はだいぶ前にだしたのですが,まだ絶版にはなっていません.内容はいまでもいいと思っているのですが,CDおよびCD-ROMなので,売り切ってしまって,出版社サイトから音声がダウンロードできる形に持っていきたいので,いちはやく在庫がすべて切れてくれることを著者としては望んでいます.もし,その方向に賛意いただけるなら,出版社(テイエス企画とJMAM)に「内容はよいが音声ダウンロードできるようにしてほしい」的な内容のリクエストを出してください.以前,ネットでこの類のリクエストを読者が著者にしているのを何度も見ましたが,これは著者を苦しめるだけです.本が売れていない著者(というかごく数人のトップを走っている人たち以外はみんなここに含まれます)がそういうことを出版社に云っても「いや,どうせなら絶版にしましょうよ」という話になりかねない(さっきのリクエストは出版社にするべきというのはこういうことなのです)ので.
編集担当だった人はもう定年退職してしまいましたが,この会社の営業の人はすごく頑張ってくれているみたいで,書店によってはなぜか平積みにしてくれているところもあります.でも,まだ増刷はかかっていません.実は,ぼくは長年TOEIC超初級者用(やり直しの実用英語学習者にむ役立つような)の単語集(この層には単語集はいらないだろという話もありますが,そういう層こそレヴェルが合っていない単語集を使って勉強しようとするものです)を出したいと思っているので,この『基礎トレーニング』の売り上げを弾みにいよいよ実現したいと思っているのでもっと売れて欲しいところです.
ということで,これらの売り上げを伸ばすべく,また繰り返しますが,
Amazonで
❶著者ページのフォロー
❷買わなくてもWish Listに登録
❸星だけでいいのでレヴュー
のいずれか(あるいは複数)をしていただけたらと思います.