子育てと仕事と妊活の両立
私は二度の妊娠出産を経験した二児の母だ。
一人目の子は、結婚してわりとすぐに自然に妊娠した。
妊娠中の経過も良好で、安産。
産後もトラブルなく順調だった。
健康だけが取り柄の私は、周りから見たら難なく妊娠出産を遂げて順風満帆に育児に励んでいるように見えたのだろう。
「その調子ですぐに二人目もできちゃうんじゃない?」
そんなふうに言われることも多かったし、自分自身も歳の近いきょうだいにしてあげたいという想いがあって、わりと早くから二人目を考えていた。
あわゆくば育休から復帰せずにそのまま二人目の産休!というのも良いかなと甘く考えていた。
二人目不妊
当初は年子希望だったのだが、結局下の子が生まれたのは上の子が4歳になった頃だった。
二人目にはなかなか恵まれなかった。
一人目は自然に妊娠したので、計画的に妊活するというのが正直よくわからなかった。
一人目が自然にできているのだから、不妊なんてまさか…という気持ちもあり、なかなか婦人科を受診する気にもなれなかった。
夫も最初は、一人できてるんだから…と病院に対して乗り気じゃなかった。
私はそもそも基礎体温すら付けたことがなかった。
3年ぶりの婦人科受診
アプリや排卵検査薬を参考にタイミングをとってみたがなかなかできず、
年子希望の夢はあえなく破れ、
二歳差どころか三歳差も危うくなった。
ようやく受診を決めたのはその頃だった。
AMH値 プラス8歳
大きな問題は見つからなかったが、AMH値いわゆる卵巣年齢というのが実年齢プラス8歳であることがわかり、意外と急がねば!な状況であることがわかった。
子育て&仕事&妊活の両立
そもそも上の子を育てながらフルタイムで仕事をしながら、妊活というのはなかなか大変だった。
通院していなくてもタイミングをとるだけでも一苦労。
肝心の日に上の子がなかなか寝付かなかったり、
お互い仕事で帰りが遅かったり、
通院する時間をとるのはますます大変だった。
妊活となると、「この日」と言われた日に病院に行かなければいけないこともある。
仕事を終えて受付時間ギリギリに駆け込むようなことも多々あった。
妊娠と転職のタイミング
働き方を変えたいという思いも強くあったので、転職も考えてはいた。
でも転職をしてすぐに妊娠をすると育休がもらえない…とかいろんなことを考えていた。
退職するのが先か?
妊娠するのが先か?
念願の二人目妊娠
ようやく妊娠がわかったときは泣いた。
妊娠した喜びはもちろん、
また産休もらえるー!という喜びも大きかった。
何気ない言葉が刃になる
上の子の友だちもみんな妹や弟がいる子ばかりだったので、みんなで公園で遊んでいたら、「おたくだけ子ども1人なんだね!」と知らないおじさんに言われたこともあった。
朝から生理がきてしまったショックの中、子どもを保育園に送って電車に乗り込み、生理痛に苦しみながら空いていた優先席に座ると、「あの人お腹に赤ちゃんいないのに優先席に座ってるー!」と、下の子妊娠中のママと一緒に優先席に座る幼児に言われたこともあった。
悪気ない一言がグサッと心に刺さることもあった。
反面、今では子どもの言動にも気をつけさせなければと思う。
不妊で悩みやっと妊娠した子を流産してしまった友人にむかって我が子が、「○○ちゃんちは赤ちゃんいないよね!」と言ってしまったこともあったがそれをどう咎めるべきかどう教育するべきか正しい答えは未熟なわたしにはまだわかっていない。