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AI見てるか?同じテーマで人間が書いた方(ダブルケア)

昨日AIにダブルケアについての記事を書かせてみて、説明としてはまあまあ良いなと思いました。
語り口も優しいし。
でしたが、やっぱりなんかこう、なんか物足りない。
これが人間様だぞ、とAIが裸足で逃げ出すような文章を書いてやろうと思ったので、書きます。

AIが書いた方はこれ↓

※たまたま昨日ふと思いついてダブルケアをテーマにしました。ダブルケアの話ばかりしたいわけではありません。


ダブルケアの難しさと、解決のヒント

子育てと、親の介護を同時に抱えた状態をダブルケアと呼びます。広い意味ではケア対象が複数の場合すべてを指すこともあります。

子育て世代に親の介護のタイミングが重なることが多くなった近年、だんだんと注目度が上がっている課題ではないでしょうか。

かく言う私も、まだまだ手のかかる2人の子供と、2年連続で転倒骨折入院した(幸い回復しています)70代の父に挟まれた、ダブルケア見込み世代です。

さらに、仕事との両立、自分の体調、家族間のコミュニケーション不和…とか、関わってきそうなことはたくさん。

気にすることが何個、何方向になるのかと心配になり、結論も出ないので一旦蓋をして考えるのをやめました。

多くの方が難しいと感じ、気になっているのも理解できます。



さて、気が重くて石になりそうな話ではありますが、小さい子供も老いた親も放っておいて私が石になるわけにはいきません。
経験者の話から、ヒントをみつけていこうと思います。

(参考)


ダブルケアの難しさ①マルチタスク

経験者の話から考えると、育児と介護のダブルケアが大変なのは、マルチタスクの難しさによるところが大きいようです。

親と子供と自分のだいたい時間が重なって大変なルーティンだけでなく、保育園からの急な呼び出しとか、イレギュラーな通院の付き添いとか、良い子だと思っていた娘が実はなかなかのワルで警察から呼び出されて「そんなはずありません、うちの子はいい子なんです!家では私の手伝いもしてくれるんですよ…」とかですね。

考えたくもない…うちの子に限ってそんな…


妄想はそれぐらいにして。
一般的にマルチタスクは集中力を分散させ、心身への負担を増大させると言われています。
人間には向いてないんです。

しかも、育児と介護、どちらも自身ではコントロールできないタイミングで大小のアクシデントが発生しますね。あ、話の途中ですがうちの3歳がギャン泣きしているので中座します…

…失礼
ただのマルチタスクではありません。

もっとマネジメントするのが難しくなります。

この人はできそうに見えますが…

ミーティングの司会をやりつつみんなにわかるように準備をした中身の説明をして、上司のツッコミに必死で答え、関係ない話をする偉い人を止めつつ落とし所を探してリアルタイムで議事録を書く、とかが局所的には似てるでしょうか。

似てるかどうかは別としてこのミーティング地獄ですね。ちーん。
DXしましょうAIに相談だ。

ダブルケアの難しさ②育児と介護の違い


また、もう一つ難しくしている隠れた?要因があります。
当の本人も気づきにくい「育児と介護の違い」です。

むしろ、両方同時にやっているからこそ気づきにくくなる話かもしれません。

育児と介護は、どちらもケアが必要な対象の世話という意味では似ているように見えます。
しかし、実際には全く異なるアプローチが必要な行為です。

言われなくとも…と思うかもしれませんが、頭でわかっているつもりでも、受け入れにくい話でもあります。


育児の場合、自分が体験したことがある子供時代に起こることについて、なんとなく相場を知っているものを使って対応します。
保育園、学校、習い事とか。
育てられた経験から、なんとなくどんなものかわかるし、良くも悪くも自身の判断基準ができていますね。

一方で介護は、自分が体験したことのない老後の話です。
デイサービスや地域包括支援センター、といった馴染みのないサービスを利用して、自身が体験したことがない「歳をとって衰えた」状態の親に合わせて対応しないといけません。


親より歳をとることはできないのですから、意識して学習しなければ判断基準が身につくことはありません。

しかしそれも、親の老いに対する忌避感が邪魔をして、なかなか進まないでしょう。

介護の話なんか聞きたくないですよね。
書いといてなんですが…

そうして、全く土地勘がない初めてのことなのに、他人の世話という意味ではなんとなく知っている気分で、一切準備せずに始まるのが親の介護です。

うまい例えが思いつきませんが、パソコンを使ったことがある、ぐらいの経験値でパソコンを作るとかですかね。無理そう。

そのぐらいハードルが高いので、皆さんつまずいているのが現状です。できないのが普通です。
できている人は褒めてください。

人間の限界を超えた手が6本の超人か、大変な努力の積み重ねです。ほんとすごい。


で、どうすれば?

さて、そんな「マルチタスク」と「育児と介護のギャップ」という二つの難しさを抱えたダブルケア。

効率よく対応した前例もまだ少ないです。

そのため、はじめて立ち向かう人はタスクの優先順位が付けにくく、誰にどう頼っていいかもわかりません。
世の中にはたくさんの人やサポートや制度はあるはずなのに、いや、たくさんありそうなのに手に取れないからこそ「誰も自分を助けてくれない」と感じて、孤立感を感じてしまう方も少なくありません。

それぞれのケアに関する専門的なサポートだけでなく、それ以前に、タスクを整理して、いま自分は誰に頼るべきかを考えるためのサポートが必要なのかもしれません。

難しさばかり言及しましたが、解決の糸口がないわけではありません。

子育てや親の介護、ご自身の仕事や他の大事なこと。どれを優先するかという価値観はご家庭ごとに異なります。
でも、行動すべき順番は、実は決まっています。
一択です。

まずは、介護体制の調整から。

介護保険制度では、ケアマネージャーという、介護の計画を立て、サービスの調整を行う専門職がいます。
その「親の介護の」専門職が親個人を担当してくれます。

育児も仕事も、タスクを外注することはできても自分の代わりに考えてくれる人はいません。多分。
でも、介護のことだけは、自分以外に親のことを考えてくれる「頭」を増やせるということです。
それも公的制度を利用して、公式に、無料(は語弊がありますが、自己負担額なし)で。

高齢の親の介護だけは、あなたが「手放す」ことが公的に許されています。
ただ何もしないというわけにはいきませんが、無理だと誰かに泣きつけば、どうにもならないわけではありません。

身寄りのないお年寄りも生きてますし、現場感では3割ぐらい「親のことなんて知りません」というご家族がいます(あくまで私が知る相場です)。

まずは介護のことから公的支援に頼り、自分以外でもできることを手放していくのが、ダブルケアの負担を減らす第一歩。

もちろんそう簡単には手放せない方もいるでしょう。
人に頼るのもテクニックがいりますし、手放したくても「親が言うことを聞かない」みたいな悩みもたくさんあるとは思います。
それでも、子供や仕事や自分の人生や、大事なものがたくさんあるあなたが、なるべく苦しくならないように、考え方の一つとしてお伝えしておきます。

困ったら、ご相談ください。
文字でのやりとりになりますが、こちらのQA掲示板で、それぞれの方の状況に合わせてできることを考えてお伝えしています。

お気軽に。

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