NOTボイル・ジ・オーシャン
さて、突然ですが質問です。
Q.広大な海の底のどこかに財宝が眠っているとしましょう。これを探す方法として、あなたならどうしますか?
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>海の水を全部、煮立ててしまって、底が見えるようにしてしまうのはどうでしょうか??
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ONE PIECEの世界ですね...
データ分析の世界では「イシュー(課題、問題、論争点)からはじめる」ということが、時と場合によって重要な要素となる側面があります。海の水を煮立てる方法でも、財宝(結論)に辿りつけるでしょうが、コストや時間がかかり、また、あらゆる余計なものがたくさん見えてしまい、本質(課題、問題、論争点)を見逃してしまう可能性があります。
先に、質問した最適解としては、
A.常識的な方法、すなわち、歴史的な文献や情報から、この辺りだろうとあたりをつけて、探しにいくのが最良の方法だと言えるのではないでしょうか。
当たり前じゃないか、と思われるかもしれませんが、実際には、データ分析の世界、また、組織や行政においてもよく散見される光景であると感じます。
NOTボイル・ジ・オーシャンとは、
ボイル・ジ・オーシャンでなく、という意味であり、すべての要素の中から見つけるものではなく、はじめからこういうことじゃないかという仮説をもって考えるということが大切であるという教えです。
それでは、次回からアミューズメント業界をデータアナリスト目線で考察していきたいと思います。
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