【モウソウ・コンサルティング 003】メジャーリーグ健康プロトコルに合致した乱闘対策
禁止のはずの乱闘?
近頃、アメリカのメジャーリーグベースボール競技にて、乱闘があったとのこと。
大の大人が声高に叫びながら拳を上げる、実に微笑ましい画像に、癒されたのは、野球ファンだけではあるまい、とは思うが、記事のタイトルを見て、若干の違和感が…
もしかして、今まで、乱闘は禁止されていなかったのか?
健康プロトコル
記事を読んで知ったのだが、要は「新型コロナウイルス」が原因らしい。
新型コロナウイルス感染防止の観点から設けられた健康プロトコルで今季も厳しく取り締まられている乱闘
昨今の、世の中の情勢、余計なところで炎上しないための処世術として、まあ、「今季も厳しく取り締まられている」のはわかる…
気になるのは、もし、ワクチン効果などで新型コロナウイルスが収まったら、このプロトコルも撤廃し、「お待たせ、明日から、また好きなだけ乱闘していいよ! でも、まあ、ほどほどにね。」となるのかどうかという点だが、MLB機構のお手並み拝見というところだろう。
文化というのが、細分化、緻密化、熟成、骨抜きになっていくのは、そういう局面を幾度となくこなしていくが故、でもある。
やっちゃダメだからやること
ただ、重大な論点が抜け落ちてるように感じるのは、そもそも、野球選手も、乱闘がいいことだと思ってやってた訳ではない、という点だ。
世の中の、喧嘩、暴力、体罰その他、みんな、誰も、これはいいことだ、と思ってやってる訳ではない(ボクシングとか、カポエラとか、ムエタイとか、空手とか、そういう相手を倒すことを良しとするスポーツはのぞいてね)。
むしろ、それは本当はやっちゃダメだ、と分かってて、でもそういう非常手段に訴えないとこれはもう自分の思いを伝えられない、思って、思わず手を出したりする訳だ。
(怒られる前に先に言っておくと、筆者は、乱闘、喧嘩、暴力、体罰を正当化している訳ではない。ただ、ついやってしまう人の心理を説明している。)
「それは本当はやっちゃダメだ、と分かってて」、つまり、ある意味、「それは本当はやっちゃダメというバックグラウンドがあるからこそ」つい、そういう手段に訴えてしまう訳だ。
だとすると、現状の野球選手が心配になってくる。
もともと、乱闘はダメ、だったのだが、昨今、それが輪をかけて、ダメ、となってしまった今、余計に、乱闘をしたくなっている「筈」な訳だ…
それを、なんとか、たまにこうニュースで報じられる程度まで抑えながらプレーをしている…
彼らの苦労を思うと、やりきれない思いにかられるではないか…
乱闘に変わる、決着の付け方
という訳で、普段以上にストレスの溜まっている野球選手のために、乱闘に変わる、決着の付け方を考えてみたいと思う。ただし、下記のような、難しい条件をクリアする必要があるため、容易い注文ではない…
A. 新型コロナウイルス感染防止の観点から、問題ない、と判断されること
B. 「基本、そんなことはやっちゃダメだよ」というニュアンスをになっていること(でないと、上記で解説したような「非常手段」感が出てこず、「やっちゃダメだからやる」というモチベーションが上がってこない…)
つまり、誰もがすぐに思いつくような、「じゃんけん」などではBの条件をクリアできない訳だ…
という訳で、熟考した挙句に考えられた代替案ベスト15が以下。
MLB機構に、一度提案してみようと思うが、まずは、日本のプロ野球で試してみるのも手ではあると考えている。
・花札
・メンチ切り
・パチンコ
・熱湯風呂対決
・麻雀
・ハカ
・スカートめくり
・ピンポンダッシュ
・インサイダー取引
・銀玉鉄砲
・麻薬
・飲酒
・万引き
・車上荒らし
・「景徳鎮」の激辛麻婆豆腐の早食い競争
こう並べてみると、なかなか、勝負ごとについての、日本文化の多様性も健闘している感もあるが、まあ、もともとの乱闘が持っていた、対観客的なエンターテイメント性を考えると、激辛麻婆豆腐の早食い競争なんかが現実的な気もするがいかがだろうか…
どこまで作り置きをしておくか、球場に中華の厨房を用意すべくレノベーションをする必要があるなどのハードルは高いが、コロナにより苦戦を強いられている飲食業界に少しでも目を向ける、という意味では、世間的にも受け入れられ易いと思われる。
もちろん、選手の出身地などに応じて、
・キムチラーメン
・インドカレー
・トムヤムクンスープ
・バッファローウイング
・火鍋
などのバリエーションを増やすこともGood Idea!
MLB機構のみならず、日本野球機構にも積極的に提案をしていきたい、今日この頃…