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私の中の侏儒の言葉_1

種々の鑑賞を可能にする作品(如何なる時代にも名声を失わない)は何処か曖昧に出来ている為、どう云う解釈を加えるのもたやすいと云う意味ではなく、種々の立場から鑑賞され得る多面性を具えている。

芸術家は芸術と言えば、天下の宝のように思っている。
私はまだ一度も芸術家のように莫迦莫迦しい己惚れを起こしたことはない。

価値は古来信ぜられたように作品そのものの中にあるわけではない。
作品を鑑賞する我々の中にあるものであります。

芥川龍之介

まずは本家より。

今更読み返しても20年前と同様に痺れます。




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