熊本県美里町の棚田:里山の生物多様性 1 株式会社シンク・ネイチャー 2020年10月14日 18:49 熊本県美里町の緑川の流域には里山が分布し、下福良、夏水、菅迫田などの地域には、実り豊かな棚田が広がっている。日本の生物多様性地図化プロジェクト(J-BMP)によるとhttps://biodiversity-map.thinknature-japan.com棚田周辺の里山には、植物1422種が分布している。また、植物1422種のうち、298種は日本だけに分布する固有種である。脊椎動物をみると哺乳類28種、鳥類70種、爬虫類12種、両生類12種、淡水魚類35種など豊かな生物多様性が保持されている。里山の豊かな生物多様性は地域の人々の長年の暮らしに関係した土地利用で育まれてきた。農業や林業に関係した土地利用は、多様な植生タイプを作り出している。農業や林業を通じて形成された生態系の多様性が、様々な生き物の生息適地(生態学的ニッチ)をもたらし、種の多様性を豊かにしている 野生動植物の絶滅リスクを最小化し、生物の種数を保持する観点からこの地域の生物多様性の保全優先度ランクを評価すると全国でもトップの生物多様性保全重要地域である。人と自然が共生する里山里山が育む日本固有の生物多様性... いいなと思ったら応援しよう! いただいたサポートは、 生物多様性保全の研究成果を社会実装するために、日本各地を訪問してお話させていただく際の交通費に使わせていただきます。 チップで応援する #熊本 #里山 #生物多様性 #生物多様性地域戦略 #OECM 1