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AI時代の到来!Thinkings ONLINE HACKATHON 2023 レポート

こんにちは。Thinkings HRチームです。
今回は2023年11月9日㈭、10日㈮の2日間にわたって開催された≪Thinkings ONLINE HACKATHON 2023≫のレポートをお届けします。

白熱した2日間の様子を通して、Thinkingsエンジニアチームの開発に向き合う本気さをご覧ください!



1 )Thinkings ONLINE HACKATHON 2023とは

Thinkingsに所属するエンジニアを対象に、スキルを競いあい、モチベーションと技術力を向上させるイベントとして毎年開催しています。

過去にも人事主催で全3回実施をしてきましたが、4回目は初となる「Tech&Design Center=エンジニアチーム」主催での開催となりました。
それによって、これまでは「会社主体の任意参加イベント」だったものが、「自ら企画をする主催(マジ)イベント」へと進化しました。
開発テーマもエンジニア発で決めるため、課題をみつけ、企画し、作ることまでを一気通貫して競うハッカソンとなりました。

そしてもちろん、2日間を戦い抜いて優勝したチームには、優勝賞品も贈呈されました!


2)エンジニアチーム発、今回のテーマは!

今回の全体テーマは≪AIを利用してsonar ATSの機能を開発せよ!≫ です!

・折角のハッカソンなので、私たちのプロダクトである「sonar ATS」の今後の開発にも繋げていきたい by社長吉田
・今年は生成AIが世界の一大トレンド
以上の理由からテーマを決定しました。

2日間で取り組むには盛大なテーマ…なので、開発をより良いものにするために、事前準備も入念に行いました。
AIの勉強会から始まり、PM(プロダクトマネジメント)チームの協力を仰ぎ、開発テーマについてディスカッションを重ねた上で本番を迎えます。


3)全体の流れ

それでは本番です!全体のタイムラインはこのような感じ。

参加エンジニア33名、全7チームと、過去最大規模!
所属組織横断のシャッフルチームで、Red、Green…と色分けされたチームで競い合います。

開会にあたって、VPoE(エンジニア組織のマネジメント責任者)より以下のメッセージがありました。

今後は「総合的な役割を担うエンジニア組織」を目指す、と期初にお伝えしました。その目標を果たす上で、このハッカソンは重要なイベントだと考えています。

キーワードは3点あって、1つは「コミュニケーション」。
今回は所属しているユニットとは違う顔ぶれでの実施なので、シャッフルチームでコミュニケーションをとって欲しいです。

2つ目は「プロダクトアウト」。
PRD(product requirements document)には要求、という意味があるように、普段のエンジニアはどちらかというと要求される側ですが、
ハッカソンでは「こんなのがあったらいいな」と存分に考えて、企画し、良いと思っていることを実行してほしいです。

3つ目は「説明してほしい」。
良いと思っているものを他人に伝える工夫を是非していただきたいです。

そして、今回のテーマで良いものが生まれたら、お客様にも届けることができます。考えたものが世に出る楽しさもこの機会に是非感じてみてください。

最後に、色々お伝えしましたが、通常業務と違う2日間を純粋に楽しみつくしてください!


4)開発中の様子をちらみせ

1日目の各チーム開発中の様子です。
運営「何かチームのポーズをお願いします/チームリーダーの方は優勝に向けて一言お願いします!」

Red
折角なのでAIに「ハッカソン優勝の意気込み」について聞いてみると…
「未知のアイデアを探求し、GPTの力を最大限に活かして、革新的な力でハッカソンの頂点を目指します」とのことです。個人としては自信がないですが、頑張ります。

Green
チームの皆さんのやる気が凄いので、協力してできれば優勝はついてくると思います。これで評価されなかったら、それは審査員側に問題があるのではないでしょうか笑

Blue
sonar ATSの新たな価値を見出せるように頑張りたいです。
優勝の自信は70%位…挙動の確認をしていて、この手元の調査が終わればいけます!

Indigo
Indigoは前回優勝者が2名います。アイデア的にも面白いので実装できれば間違いなく優勝できます!もう賞金をもらえる前提で買い物も済んでいます

Purple
ただただ頑張ります笑
Purpleのテーマは受けがよさそうなので、動作もできればいけるかな。

Yellow
優勝、とゴールは明確に決まっているので、確実に獲れるように頑張っていきます。事前にやることは決まっているので、後は当てはめていくだけ。

Orange
いい順位を狙いたいです。
8割程度優勝は見えてきたので、後は機能が出来上がれば!

それぞれ表現は違えども、優勝に向けた熱量、自信が伝わってきます!


6)最終プレゼン、そして審査へ・・・

2日間の開発を終えて、いよいよ最終プレゼンの時間です。
審査基準はこちら。

審査は社長吉田、会長瀧澤、VPoE執行役員、Product Management Dept./GM、人事部/GMの5名で行います。

全7チームのテーマを紹介します!


発表順①:Orange
テーマ『面接内容のAIレポート・AI評価生成』

面接内容のテキストデータを元にサマリを自動生成。
評価軸に基づいた各指標を数値化することで、面接官同士のギャップも低減可能。

発表順②:Yellow
テーマ『フロー管理の自動作成Flow Copilot』

フロー作成を手助けしてくれる「Copilot=副操縦士」。
選考フローを「対話形式」で自動生成し、希望のフローになるまでの編集も簡易化。

発表順③Blue
テーマ『マッチング・求人紹介AI Agent Job Sonar』

sonar ATSを利用している企業の求人を横断して検索可能。
候補者はAIと会話をしながら希望の求人を探し出すことができ、理想のマッチングを実現。

発表順④Red
テーマ『サーベイかんたん作成』

sonar ATS内で作成するアンケートや面接官評価シートの作成を自動化。
「会社説明会後の満足度調査」など希望を入れることで、適切な設問を案内してくれる。

発表順⑤Green
テーマ『職務経歴書サマリー生成』

候補者の職務経歴書や履歴書を読み込みサマリ化。
資格や使用したことのあるプログラミング言語など、個社の希望する指標に合わせて分類も可能。

発表順⑥Indigo
テーマ『AI面接アシスタント』

面接をAIアシスタントがフルサポート。
会話を文字起こしした上で「次の質問」を提案、面接後の議事録も簡単生成!

発表順⑦Purple
テーマ『イイ感じのお祈りメールの自動作成』

面接評価を「候補者にフィードバック」出来る形に文章化。
評価の良い点、悪い点を「イイ感じ」にまとめてくれる。


用意が間に合っていない…などの芝居からデモに移るなど、オーディエンスの興味を惹きつけるプレゼンも。
どのチームのプレゼンも素晴らしく、デモ中にはチャットが歓声で沸き上がりました!

全7チームのプレゼンを終え、いざ審査へ…。

審査は難航、評価はかつてないほど拮抗し、
審査員からは「同時優勝は?」「〇さん、個人賞だしたら?」「優勝賞金分け合う?」など、イレギュラーな発言が飛び交いました。
時間内に審査が終わるかどうか運営が冷や汗をかく中、何とか優勝、準優勝が決定しました。


7)結果発表!

準優勝チームは!
『フロー管理の自動作成Flow Copilot』を作成したTeam Yellow!

そして、優勝チームは!
『職務経歴書サマリー生成』を作成したTeam Green!

審査評は以下の通りです。

吉田
準優勝のYellowは単純に自分がユーザーだったらすぐ欲しいと思った。
優勝Greenは逆に自分にない発想。データが蓄積されていくATSだからこそ作るべき機能だし、これがあることでマッチングの精度もさらに高まっていくと感じた。

瀧澤
ちょうど先日、sonar ATSにAIを組み込んで、プロダクト全体を更に上の段階に引き上げたら面白いのではないかという話をしていた。
是非実装して、他社が追いつけないようなプロダクトにしていってほしい。

VPoE執行役員:
どのチームからも、想像の斜め上をいく出来のものが出てきた。
純粋に早く実装して欲しいし、確実に実装していきたいと思う。

人事部/GM:
この時間を皆さんで共有できたことが、純粋に本当に楽しかった。
テクノロジーによる楽しさをみんなが感じられる組織はいいなと思わせてくれた。

Product Management Dept./GM:
まずこの取り組み自体が素晴らしいと思ったし、来年は自分も作る側で参加したいくらい笑。今後のプロダクトがどうあるべきか、インスピレーションを沢山もらった。

どの審査員からも、今後のプロダクトの未来が楽しみになった、と熱量あるコメントが寄せられました!

最後は全員で記念撮影です。Thinkingsの「T」ポーズでパシャリ。


8)お疲れ様でした。懇親会もONLINEで

闘いを終えたらノーサイド。
懇親会もオンラインで実施し、熱冷めやらぬ中でハッカソンの感想を語り合いました。


9)終わりに。主催のEMより…

冒頭でお伝えしたように、今回のハッカソンはエンジニアチーム主体の開催となりました。
オーナーを務めたEM(エンジニアマネージャー)より、ONLINE HACKATHON 2023を振り返りました。

当初はほとんど経験が無いAI開発を2日間で行うなんて「企画として成立するのか…?」と心配していましたが、蓋を開けてみればどのチームの発表もレベルが高く驚きっぱなしでした!
今回のハッカソンはAI開発をエンジニアに浸透させる意味でも、プロダクトの開発テーマ探索としても大変意義のあるものになったと思います。

何と言っても開発イベントは盛り上がるので、来年以降も是非継続していきたいです!

いかがでしたでしょうか!

後日談ですが、最終プレゼンに参加した社員から
「入社してから過去イチでわくわくした!」という感想や、「絶対見た方がいいとメンバーに録画を布教しました!」という感想も寄せられました。

テックカンパニーとして、技術力を軸とした交流を今後もさらに深めていきたいですね。

今回のプレゼンで出てきたアイデアが、いつかsonar ATSに実装される?!
未来を楽しみにしています。

エンジニアの皆さま、2日間の開発本当にお疲れ様でした!


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