USPとは?BtoB事例を含めて紹介
USPとは?
ユニーク・セリング・プロポジション。
クライアントが競合ではなく、あなたを選ぶ理由。独自の強み・クライアントとの大きな約束のこと。
例:Appleのipod:「ポケットに1,000曲」は有名なUSP。
USPがないビジネスはどうなるのか
クライアントからは特徴のないビジネスという見られかたをしてしまう。
「ユニークなもの・目立ったものはないけれど買ってください」と言っているようなもの。
USPのメリット
競争力の向上: USPを明確に伝えることで、製品やサービスが他社と異なる点が強調される。これにより、競合他社との差別化が図られ、顧客は「なぜあなたの商品やサービスを選ぶべきか」を理解しやすくなる。
ブランド認知の向上: USPは、ブランドの特徴を強調する手段となります。独自の価値提案が明確に伝わることで、顧客はブランドをより覚えやすくなり、長期的な関係を築く基盤ができる。
顧客の意思決定の促進: USPは、購買意思決定に影響を与える要素となる。特定の利点や付加価値が強調されることで、顧客は商品やサービスを選ぶ際に自信を持ちやすくなる。
マーケティング効果の最適化: USPを活用することで、マーケティングキャンペーンや広告メッセージがより効果的になります。顧客は何が特別であるかを理解しやすくなり、コンバージョン率の向上に寄与する。
顧客ロイヤルティの構築: USPが顧客にとって有益であれば、その特長はリピート購買や長期的な顧客関係の構築につながる。独自の価値が提供されることで、競合他社よりも顧客の忠誠心を得やすくなる。
新規市場への進出: USPは新規市場や新しい顧客層に対しても強力なアプローチとなります。独自性がクリアに伝わることで、新たな市場での受容性が向上し、競合他社よりも有利な立場を築くことができる。
独自性のあるUSPを見つけるコツ
USPは作ろうと思えば無限につくることができる。ただし、競合が訴求していない市場の隙間にはっきりとUSPを打ち出すことが重要。
「万人から気に入られることは不可能」という前提で進める
例えば高級品を求める顧客と、格安品を求める顧客をどちらも獲得することはできない。市場のポテンシャルを販売数・利益・リピート率などから分析しておく必要がある。
競合のUSP(訴求ポイント)を調ベて、業界の中で満たされていないニーズを見極める。
幅広い品揃え・即日対応・手厚いサポート・長期の保証など、競合が提供している訴求ポイントを調べる。その中で市場で満たされていないニッチなニーズを見極める。※提供できるもの、約束として果たせるものという前提。
USPは1行で表現できるまで落とし込む
提供できる最大限の約束(USP)が決まったら、まずは2〜3行に落とし込んでみる。そこから一般的な表現になっている箇所を無駄を省いていき、明確なものにしていく。
USPは具体的で、顧客のベネフィットになっている必要がある
△「早い対応」だと曖昧だが → ○「30分以内に届かなければ無料」(ドミノピザの例)
△「高品質のソファ」 → ○「50年使えるソファ」
USPの活用方法
USP(独自の強み)が明確になったら、WEBサイト、広告、営業資料、DM、セールストークなど全ての活動に組み込む必要がある。
販売時だけでなく、販売後も繰り返し伝えていくことで、顧客にUSPを思い出してもらう。
USPの事例
Google広告の訴求
GoogleがWEBサイトで訴求している内容になります。
ROS株式会社
制作費無料とサポート内容をUSPとして打ち出しているWEB制作会社になります。WEBサイトからの引用です。
NOT A HOTEL
サブスクリプション型で、加入すると全国のホテルを利用できるサービスになります。下記はWEBサイトに掲載されているUSPになります。
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