#58 NYFW
毎年2月になると思い出します。
ファッションショーの現場での一幕の話。
渡米して1年目。
まだまだ英語に慣れていない頃。
New York Fashon Week
New York collection
です。
ファッションショーの
バックステージ。
ヘア、メイクアップチームに
日本人は僕1人。
(もちろんビビっている笑)
(もちろん顔には出すハズない笑)
と思っていたら、
モデルさんに
日本人の方がいらっしゃいました。
(なかなかない。)
お互いになんとなく、
探り合い??笑
そして、
謎に片言の
日本語で、
「ニ・ホ・ン・ジ・ン・デ・ス・カ??」
確かめ合い笑
お会いできて嬉しかったです^_^
ヘア、メイクアップチーム(10数名以上)に
日本人1人。
モデルさんの中(10数名以上)に
日本人1人。
ざっくりと、
世界の縮図です。
なんだかんだの安心感。
ただ同じ国で生まれたと言う事。
その、
ただ一つの共通点が、
こんなに安心するなんて、
これもまた
母国を離れてみないと分からない感覚。
当たり前
に
ある事
は
特別な事がない限り、
気づく事が難しい、
もしくは
気づかない。
やっぱり、
無くなってから、
ようやく分かるのかなと、
(あの瞬間、僕は安心しました^_^ありがとうございました^_^)
この出会い、
このショー、
は
僕にとって忘れられない出来事になりました。
鮮烈な光景は、
今でも
会場の場所も、
朝の寒さも、
帰り道のあの気持ちも、
全て鮮明に覚えています。
今回のショー。
演出で、
モデルの彼女は
舞う
踊ります。
彼女は
バレエダンサーでもありました。
特別だと思っていた仕事への
憧れは、
現実になり
とはいえ、
目の前に現実があるのにも関わらず、
なんだかフワフワしていました。
(外国だし、笑)
(当たり前だ笑)
そんな、
現実味のない現実は
目の前の日本人のアーティストが、
超現実を見せてくれました。
(やっと現実笑)
ショー本番。
ウォーキングの途中。
彼女は、
踊り出しました。
(ファッションショーをイメージして頂けますでしょうか?基本的には一定の間隔で、モデルさんが歩きます。今回の演出は、最後のモデル(彼女)が1人踊ります。伝わりますか?笑)
(2018年2月のNYFW efmmenswearのショーを見て頂きたい。)
自然に堂々と
優雅に。
パフォーマンスをする彼女の
姿は
衝撃的でした。
BGMが流れる、
静かな会場の空気が変わる。
沸いた。
彼女に全ての視線は集まります。
あの時、
あの瞬間、
あの場の中心は
彼女だった。
全てがモノトーンになり、
白黒の中で、
彼女だけが
カラーに見えるくらい、
(きって他のみんなもそう見えていたと思う。)
パワーに圧倒されて、
息が止まる
裏方仕事の集中力が一瞬飛び、
オーディエンス側に引っ張られそうになる
圧巻。
気がつけばショーは終わり、
小さいガラガラ(スーツケース)を引きながら、
会場を後にしました。
彼女のパフォーマンスで頭がクラクラしながらも、
気づかされた熱い気持ち
とにかく、
興奮していました。
日本人アーティストが世界の中心にいた瞬間
僕は、
もちろん自分の仕事は全うしたけれど
ちょっとだけ、
ビビっていた自分が恥ずかしかった。
それと同時に
可能性を感じていました。
夢はもう、現実。
いや、
超現実。
僕ももう、
スタートを切っている。
挑戦は始まっている。
ビビっている場合じゃない。
頭の中は落ち着かない。
出来るかな。
いや、
やるんだ。
やってやろうじゃないか。
今日もまた
思い出して、
言い聞かせる
自分が自分に。
You can
出来る
まだまだやれるだろう?
メグミさん、
ご無沙汰しております。お元気ですか?
ニューヨークのバックステージで、
ビビっていた僕に声をかけて下さり、
Instaを交換してくれた事。一生忘れません笑
パフォーマンス最高でした。
また、
ご一緒出来ること、楽しみにしてます^_^
#ロサンゼルスで考え中
#57 NYFW