学びや話し合いの場で、「なんだか場が硬いな…」と感じることって、ありませんか? 無音状態がやけに重く感じられて、参加者もどこかソワソワ。 ペンを床に落とした時の音、他の人のヒソヒソ話、めちゃめちゃ意識が向きませんか? あの緊張感たるや・・・。 そんなときに頼れるのが「場づくり」のちょっとした工夫です。 会話がスムーズに進むかどうかは、この空気づくりがけっこう左右するんですよね。 場づくりといっても、すごい準備が必要なわけじゃなく、音楽やちょっとした雰囲気作りで、話しやすさが
会議とかで「どうやったら○○できそう?」って急に投げかけられること、ありませんか。 みんながシリアスな顔でそれぞれの顔の様子を窺っているあの間。 何かいい意見を出さなきゃみたいなプレッシャーを感じたことありません?もしくは誰かにプレッシャーを掛けていたり・・・。 こわいですよね。 未来に向けた問いかけの違和感 この「どうやったら?」の問いかけって、特に未来のことを考えるときに多ありがち。 「これからどうやって問題を解決する?」とか「どんなアプローチを取れば?」みたいに、ま
「期待は依存」というのが私の持論。 つまり「期待って無責任だよな」って、ふと思うことがあるんです。 最近、ChatGPTと話していて改めて感じたのは、「期待するって、実は相手に自分を預けちゃってるんじゃないか?」ということ。 たとえば、好きなチームが勝ってほしいと願う時や、誰かに「連絡してきてほしいな」と思ってる時。 自分は何もできないのに、結果がどうなるかは相手次第。 だからこそ、期待って自分ではコントロールできない「無力感」から来る依存なんじゃないかって。 無力感と依
スマホ(デジカメ)の画像をPCに取り込みたいというご相談を受けた方はいらっしゃいませんか。 この手の相談を受けるような方は、おそらくPCに関する基本的な知識を持っていらっしゃるんじゃないかと思います。 ただ、いろいろ分かりやすくお伝えしようとしても、この手の相談をされる相談者の方(以下、相談者)に対してなかなか伝わらないなんてことも多いのではないでしょうか。 経験上、そこにはPCに関する基本的な知識、普段から使っている人にとっては当たり前すぎて、もはや知識というにも当たり
地域で自分の持ってるITスキルを使い、ITツールが使える人を増やしていく、自分がサポーターとしてIT初学者の教わる人にどんな視点・観点をお伝えしていくのかを書き続けてきたこのシリーズ。 今回は「教わる人へのサポートのコツ」についての続編です。 専門用語を言い換えて表現する IT初学者の方がよく言われるのが「横文字・専門用語がわからない」という話。 聞いたことのない・馴染のない言葉で説明されてもなかなか頭に入ってこないですよね。 例えば、(ぼくが学生の時にバイトでたまたま
地域で自分の持ってるITスキルを使い、ITツールが使える人を増やしていく、サポーターとして教わる人にどんな視点・観点をお伝えしていくのかを書き続けてきたこのシリーズ。 今回は「教わる人へのサポートのコツ」についてです。 よく聴く 前々回に、「ITサポーターが持っているといいスキル」について書きましたが、その中でもコミュニケーションスキルは持っていてほしい旨を書きました。 それをもうちょっと具体的に書くと、これ。「よく聴く」です。 「聞く」と「聴く」の違いはよく言われていま
今回も前回に引き続き「ITサポーターが持っているといいスキル」についてです。 どんな質問にもすぐ答えられたり、すぐ調べて対応できる力があるにこしたことはないですが、そんなスーパーサポーターなんてなかなか近くにいないですよね。 ただ、少しでも対応できる範囲を増やしていくために、ということで今回は余力のある方向け、ちょっと頑張ってやれそうでしたら、という内容で書いてみます。 調べるスキル 私がパソコンインストラクターとして講義する際、初めての方にいつもお話ししていることが
今回のテーマは「ITサポーターとしてどう向き合っていくか」でしたが、 いよいよ「ITサポーターが持っているといいスキル」について。 繰り返しになりますが、地域で「自分のできる範囲でいかに周りのITに困った方のお手伝いをするか」というテーマで書いております。 なので、ITの質問全般とかトラブルになんでも対応できる、なんてスキルをお持ちの方は、きっとそれで普段からお仕事されているでしょうし、そんな人材はそうそう近くにいるなんてことないですよね。 「自分のできる範囲」を拡げて
今回は、前回・前々回に引き続き「ITサポーターとしてどう向き合っていくか」について、3回目、このテーマの最終回です。 どのように教わる人に臨むかの姿勢について、6つの押さえるポイントを記載しましたが、今回は5つ目「伝える知識や情報量に気を付ける」と6つ目「分からないことは分からない」。 ちなみに、前回記載した押さえるポイント6つは以下の通り。 ・主役は教わる人 ・安心させましょう ・伝える知識や情報量に気を付ける ・分からないことは分からない ・自分自身を守る
今回は、前回に引き続き「ITサポーターとしてどう向き合っていくか」についてです。 どのように教わる人に臨むかの姿勢について、6つの押さえるポイントを記載しましたが、今回は3つ目「伝える知識や情報量に気を付ける」と4つ目「分からないことは分からない」。 ちなみに、前回記載した押さえるポイント6つは以下の通り。 ・主役は教わる人 ・安心させましょう ・伝える知識や情報量に気を付ける ・分からないことは分からない ・自分自身を守る ・教わる人も守る 伝える知識や情
前回のテーマは「ITサポーターと教わる人との関わり方」でしたが、 今回のテーマは「ITサポーターとしてどう向き合っていくか」です。 どのように教わる人に臨むかの姿勢について、というところでしょうか。 押さえるポイントは6つ。 ・主役は教わる人 ・安心させましょう ・伝える知識や情報量に気を付ける ・分からないことは分からない ・自分自身を守る ・教わる人も守る このうち、今回は1つ目の「主役は教わる人」、2つ目の「安心させましょう」についてご紹介します。 主
今回のテーマは「サポーターと教わる人との関わり方」です。 このシリーズで①~④では、教わる人を取り巻く環境面を中心に触れてきましたが、ここからはどうやっていくかの面について少しずつ触れていきます。 ここでおさらい。言葉の定義合わせです。地域でゆっくりITサポーターを増やそう ① で記載しましたが改めて。(ちょっとアレンジして記載) サポーター: ・「ちょっと手助けできる人(サポーター)」 ・地域ITサポーターをしようとされている皆さん 教わる人: ・一緒に活動する
「地域でゆっくりITサポーターを増やそう」のいつもの話はいったん、横に置いて、人前で話しているときにしていることを少し書き連ねます。 人前で話すときに緊張しますか? ここ数年、人前で喋ることが多くなりました。 もともとは緊張しいの上がり屋で、しゃべりも早口になって、だんだん説得力を置き去りにしながら勢いだけが増していく、といった話しぶりになっていた・・・、と思います。たぶん。 いまでは人前で話すのは平気かというと、そうでもなく、 しっかり緊張します。 純粋に大人数の前や
前回に引き続き、教わる人が教わる上で抱える不安や心理について書いてみます。 教わる上で抱える不安や心理として、3つほど挙げられ、そのうちの1つ目を前回に書きました。 今回は2つ目と3つ目を。 専門用語と横文字の壁 教わる上で抱える不安や心理の2つ目は専門用語や横文字です。 別の表現をすると、新しい・聞き慣れない・馴染みのない単語です。 例えば、「これからはスペイン語を勉強しなさい」と言われたらどう思いますか? (スペイン語ができる方は、他に自分の馴染みのない言語で想像
孫子曰く、「彼を知り己を知らば百戦殆うからず」と。 相手を知り、自分を知っていれば、何度戦っても敗れることはない、 というような意味です。 前回はITサポーターとしての望ましい姿について書きました。 別に誰かと戦うわけでもないのですが、まずは自分自身のことを知る。 そして相手のこともちゃんと知っている状態にする、ということで、今回は 教わる人が教わる上で抱える不安や心理 について書いてみます。 教わる上で抱える不安や心理として、3つほど挙げられます。 今日はその1つ目を。
とある中間支援団体の方からご依頼いただいた、年配層の方々にスマホの使い方を教える人を地域で増やすサポーター養成講座でお話しした内容を元に書き連ねております。 さて、この時の講座は、募集した方々の年齢にも制限があったようでして、たしか55歳以上。 キャリアも自身がサポーターになることのモチベーションもバラバラ。 特に確認していないけど、参加者と雑談しながら得た感覚としてはITスキルもバラバラ。 まあ、当然といえば当然です。 そんなバラバラな状況においては、こちらの立ち位置・