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IanniX + Max/MSP で20mシャトルランの音源を作った 図形楽譜とは

20mシャトルランの音源をIanniXというグラフィカルシーケンサーとMax/MSPというビジュアルプログラミングソフトを使って作ったので、そのまとめ。図形楽譜に対する考えも書きました。

こんにちは。
授業でオープンソースのIanniXというグラフィカルシーケンサーを紹介されました。これがなかなか面白そうだったので、それを使って20mシャトルランの、あの、「ド・レ・ミ・ファ、、、」って音を自動で流すコードを組みました!IanniX と Max/MSP は初めて使いました。
よくわからないって人もわかるように解説したいと思います!

目次
・試作
  動画〜IanniX + Max/MSP20mシャトルラン
  Iannix
  Max/MSP
  しくみ
・参考
  作品
  サイト
・図形楽譜
・おわりに

試作

まずは、作品?試作? まあ、練習として作ったのでみてください!

PCのスペックで少し遅延が発生しちゃってます。。音は純音です笑。


そもそも

動画見ても何が起こってるかわからん!っていうと思うので解説します。
画面左側がMax/MSP、右側がIanniXです。
Iannixを紹介したいので右側の画面のことから先に書きます。

その前に重要なことは、音を出すのに何が必要かということ。
最低限必要なのは、

・どのタイミングで音を出すか
・どの音を出すか

です。

IanniX

IanniXはグラフィカルシーケンサーと言われています。シーケンサーは、超簡単にいえば、音を出すタイミングを教えてくれます。一般的な作曲では、タイムラインがあって、そこにどのタイミングで音を流すかを書いていきます。
この音を出すタイミングを、タイムラインじゃなくてグラフィックでやっちゃおう!っていうのがIanniXのコンセプトです。グラフィックなので、タイミング(時間)は位置に置きかわります。
オレンジ色のかーソールが動いているのが見えると思いますが、これが、進んだり、青いボタンにあったたりした時に、当たったよ!とかこの位置に来たよ!っていう情報をMax/MSPに送ってあげています。
Iannixはシーケンサーのみなので、音を出すことはできません。だから他の音を出す仕組みが必要にないます。音を出す機械はなんでもよくて、普通のDAWとかにも繋げるしPdにも繋げます。僕は、授業でMax/MSPを使っているのでこれを使うことにしました。

Max/MSP

Max/MSPはビジュアルプログラミングソフトで、パッチを繋いでいくことによって、プログラミングをしていきます。このソフトは音響だけでなく映像とかにも使えるみたいです!有料です!始めたばかりの無料お試し期間のうちに使い倒したいと思っています。Max/MSPは日本語もそこそこ充実してるので、参考にしてください。

しくみ

ということで、仕組みを大雑把に解説します。IanniXをスタートすると、Max/MSPにカーソールの位置情報が逐一送られて来ます。その情報をMax/MSPで、ここからここの範囲にいたらこの音を流すっていうように制御しています。

参考

IanniXを使い始める前に参考になったサイトとか作ってみたい。。。って思ったサイトを紹介します。

作品 

IanniXを用いた作品を紹介します。

testとか言いながらめっちゃいいなって思いました。図形のイメージと音のイメージがリンクしててIanniXならではの作品!こんなの作りたい!って思いました。

図形の美しさと、音の美しさ。。。すごい。。

サイト

参考になったサイトを載せます。

日本語じゃあまり出てこないんですけど、ほぼ唯一の日本語ヒット

IanniX + MAX の設定方法

図形楽譜

図形楽譜って聞いたことありますか?詳しくは以下のサイトにまとまってるので詳細は省きますが、一般的な5線譜に書かれた音符で楽譜を表現するのではない違う楽譜の表現方法のことです。歴史は意外とあって、、、以下参考

とにかく、何ができるようになるかというと、新しい表現ができる可能性が広がるんです。楽譜(メディア)はもともと記録して人に伝えるという目的で書かれたものなので本来どのようなフォーマットで書いても伝わればいいはずです。

現在では、5線譜による表現がスタンダードとなって、それ以外の表現方法はない!と思っている人も多いでしょう。しかし、5線譜がどの音楽に対しても万能とは限りません。例えば、ガムラン音楽などは5線譜を当てはめることが難しいです、かけるとしてもそれは正確ではありません。それは5線譜は西洋音楽のものだからです。成り立ちの違うものに対して、一般を押し当てるのには無理があります。ガムランにはガムランのメディアがあるのです。

メディアはあくまで道具であって本質でありません。
ハサミからカッターに持ち替えた時に様々なできる可能性が増えるのと同じように、道具を変える事によって新しい何かが生まれる可能性があります。

それが図形楽譜の意義であると考えています。

IanniXはその可能性を広げるツールだと思います。

ビジュアルも美しく、音も美しい、

IanniXを使った作曲に挑戦したいと思います!

おわりに

少し長くなりましたが、IanniXっていうなんか面白そうなツールを見つけたのでシェアしました!

一緒にやる人いたら教えてください!

あと、グラフィックだけ書きたいっていうひとも!

Max/MSP詳しいひと、余分なパッチあったら教えてください。

では!

P.S.

実は、同時にIanniX使わないMAX/MSPだけのバージョンも作ってました。けど圧倒的にIanniX使った方が気に入っています。

あと、厳密にはシャトルランってだんだん早くなりますよね。今回はその処理は手動です。





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