一流と二流を分かつモノ


今いろいろテーマの洗い出しをしていて、スキルに関する話もこれから言語化してみようと思います。 

ただそういうテーマを考えるほど、やはり心技体の『心』に注釈を、心の在り方、心構えをきちんと明示しておきたいなぁと。



セールスパーソンとしてスキルを磨いていくと、顧客の方向性をある程度コントロールできるようになっていきます。



その時にセールスパーソンが、顧客と営業の関係を『契約』とみなすか、『信任(信認)』とみなすか。


契約的関係とは、端的にいえば契約の当事者である顧客と営業は対等だということです。

信任とは、顧客は情報・知識の非対称ゆえに判断できないからこそ、信任を受けたものが倫理観を持ち顧客にとって最善を尽くすという考えです。

イメージしやすいのは患者と医師の関係です。患者は当たり前ですが、ドクターと同じだけの知識を有しているわけではありません。患者はドクターに委ねざるを得ません。

医師の職業倫理、例えば「ヒポクラテスの誓い」のようなものをセールスパーソンが自身に課すことができるか?


ここが、一流と二流を分かつ分岐点ではなかろうかと思うのです。

いいと思ったから、購入してくれる。
だから売上の額や粗利の額が多ければ多いほどお客様の評価が高い。
数字が顧客の支持を表す指標の一つであることは間違いありません。

それだけじゃ片手落ちだよねってことです。

やっぱり、いつしか代理変数の「数字」だけを追いかけると手段の目的化って起こるものです。

自身も四の五の言わずに数字だけを追う時期がありました。
また「個の利益の追求が神の見えざる手によって社会の全体最適に繋がる」から自分の事だけに目を向けていればよいという主張に抗えませんでした。

だからこそかもしれませんが。

何のためにこの仕事をしてるのかっていうところに行き着きました。

セールスパーソンとして最も難しいのは瞬間風速的な最大値を出すことではなく、ロングセラーとしてトップでい続けることです。

それには、その人なりのこの仕事を続ける意味みたいなものが必要です。


僕はプロフェッショナルとして弁護士や医師のような高い職業倫理を抱いたセールスパーソンでありたいなと思いました。そもそも顧客の役にたつとは?という問いは唯一解のあるものではないので、常に問い続けていかねばなりません。 

共感してくれる人と一緒に切磋琢磨していきたいなぁと思ってます。

今日の話は主観が多分に含まれていますが、きっと合っていると思います。

どんな時代の変化があるか中身まではわかりませんが。社会の中での存在意義を創り続けていくことが淘汰を免れる王道でもあるからです。







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