PDCAは「見せる化」意識で回しましょう。
前にPDCAについてcheck(評価)、act(改善と標準化)がおざなりになりがちという話を書きました。
https://note.com/thinkfive/n/nb0a4e4f3194f?magazine_key=m616eaf7853fb
それではではどうすればPDCAが回るでしょうか?
ある担当者にPDCAできてますか?と尋ねると大体できてるという答えがかえってきます。
個人の頭の中ではPDCAのサイクルは理解はされているという段階です。
次に、係や課内でPDCAできてますか?と尋ねると大方困った顔になります。
さらに部門や全社レベルでPDCAできてますか?と尋ねると即座にできてないという答えが返ってきます。
仕組みは理解していても組織としてできてないというになります。
仕事での失敗や壁にぶつかったときにどう解決したのかという経験は各人頭の中に残っています。
頭の中で解決方法が整理されます。これがcheck(評価)。
そして、こうすればいいというイメージが出来上がります。これがact(改善と標準化)。
次に同じような場面に出会うとこの経験を活かし、問題なく仕事を終えることができます。
このが個人のノウハウといわれるものです。
「あの人はノウハウがある。」などと評されます。
人にはうまく言えないけど、ノウハウが頭の中でイメージとして明文化されているのでしょう。
会社の仕事の場合、頭の中のノウハウをメンバーに共有化することがact(改善と標準化)です。
よく「見える化」と言われますが、意識としては「見せる化」だと思います。
つまり、「私はこんな課題があったけどこうやって解決できたよだから見て!」
「だからみんなに見せよう!」という意識です。
「見える化をやりましょう」ということで、よく失敗事例とを「データベースにしてサーバーにファイルを置いてますので、各自事例があったら記入してください。」
などを図りますが多くは、ほったらかしとなってないでしょうか?
課内のミーティングの時でもいいので「だからみんなに見せよう!」時間を作り、経験をしゃべったり、発表したりすることから始めます。
発表中は批判厳禁、ほめる、聞く、という態度で、発表が終われば質問は最小にとどめ、アイデアをプラスする。という流れでノウハウを具体化していきましょう。
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