歌島DIY日記#05「ブルーシートの女神、みかんを貰う。」
さて、昨日はとんだハクリンの襲撃に遭い、今日も午後から空模様が怪しく快晴とはいきませんでしたが、防塵メガネを買ってあげた咲さんはなぜだかハイテンションでした。
踊り狂う咲。
ハクリンでげんなりしたのも昨日の今日ですが、それでもわたしたちは原発と同じようにハクリンと共存していくしかないと心に誓ったので、余ったハクリンでルームAの残りの繊維壁を剝がす作業をしました。
今日は昨日の教訓を生かし、ハクリン攻めに遭う前に部屋を全面ブルーシートで覆うというリノベの基本中のキから始めました。遅っせぇ。
やる気が出てきて、必殺仕事人風のみく。
二人で手際よくやった甲斐があり、ルームAはそんなに時間を要することもなく全面ブルーシートで覆えました。手間を惜しんで簡単なことを省くと、後でもっとめんどくさいことになります。これは人類が今まで何度も経験したことです。反省。
昨日の続きであんまり乗り気ではなかった筈なのですが、今日はブルーシートを敷いたこともあり、少し「もうハクリンなんて恐くないぞ」という気持ちにはなっていました。
塗り始めてみると、昨日一日ハクリンと格闘した成果なのか、気持ちスムーズに塗れるではありませんか。しかも、ぼたぼた落ちてもそんなに気にならない。さっすが、ブルーシートの女神様!昨日とは打って変わって、マスクをつけていてもわかるぐらいわたしもこんなにご機嫌です。
わたしがハクリンを塗り、その後を追っかけて咲さんがハクリンを剝がしていくという息の合った作業。咲さんも慣れてきたのか、まるで剥離職人!
今日は昨日の残りの部分をハクリンするだけだったので、作業時間も予定通り短く午後3時にはこの通り終わりました。(ユートップとハクリンの在庫がなくなって昨日発注したので、明日届きます)
本当は明日に備えて養生でもしたらよかったんですが、わたしたちほんと1秒でも労働から解放されたいので、そっちのけで帰る支度をしちゃいました。
昨日は剝がしたハクリンをポリ袋に詰めていったらめっちゃ重くなって、しかも水分が浮いてびっしゃびしゃになって産業廃棄物感満載だったので、今日は一日置いて乾燥させたらもっと楽に捨てられるんじゃないかと思ったので、放置して帰ることにしました。掃除サボったんじゃないですよ。ソーシャルエクスペリメント(社会実験)です。
いつも現場に入る時はトイレがないので、近所の木曽さんのバカでっかい豪邸のおトイレをお借りしているのですが、今日は木曽さんが出払っていたので、口利きをしてもらって近くのお食事処「桃の家」さんでおトイレを借りて帰ることにしました。
ご挨拶も兼ねて「桃の家」さんの店主・山岸さん親子と少しお話をさせていただいた後、門を出たら、木曽さんにばったりお会いしました。そして、二言目にはこう言いました。
「みかん、食べるぅ?」
「わーい、ありがとうございますぅ」
さっすが木曽さん!ご自身で作られたという無農薬のみかんを大量にいただきました。小ぶりでとっても甘く、無農薬の果実ってこんなに甘いの?っていうぐらいジューシーで極旨でした。見て、この咲ちゃんの笑顔、カワイイ!
(注:サムネイルの画像は「ゆず」です。くれぐれも指摘されませんように)
瀬戸内では道端にみかんが落ちているぐらい、柑橘類は「買う」ものじゃなくて、「貰う」ものです。
ハクリンの迫害を受けた昨日でしたが、結局ブルーシートの女神様と地元のスーパーローカルヒーローに勇気づけられた一日でした。
次回予告、遂に敵か味方か、ユートップ現る!?