歌島DIY日記(アナキド編完結)#74「なんということでしょう。」
去年9月からお届けしてきました、歌島DIY日記(アナキド編)ですが、今回で一先ず完結です。
この2ヶ月、言い訳の余地がないほど更新をサボりまくっておりましたが、そのお陰で(?)劇的ビフォーアフターがお送りできることを個人的に喜ばしく思います。
こんなテキトーなブログを毎回密かに楽しみにしていて下さったみなさまには、ここで己の怠惰をお詫びします。すいませんでした。でも、よくやったほうです。(反省の色なし)
それでは、この8ヶ月(もかかったの?)という長きに渡り、だらだらしてきたDIYの成果をいま一度、みなさまと味わいたいと思います。
どうぞ、ドクロレベル5の空き家がドーナツショップに変貌する様をお楽しみ下さい。
まずは、外観です。
(BEFORE)
(AFTER)
なんということでしょう。
地味でどんよりとした外壁が、爽やかなミントシャーベットカラーに大変身!
まるでトルコのキャンディーショップのような、心躍る建物に様変わりしました。
それでは勝手口から入ってみましょう。
(BEFORE)
(AFTER)
なんということでしょう。
埃まみれだった勝手口も白く塗ることでこんなにかわいらしく。
まるで絵本に出てくるおうちのようです。
そして、この扉を開けると……。
(BEFORE)
(AFTER)
なんということでしょう。
原型がなさ過ぎて、笑けます。
水色を基調とした部分はそのままに、機能的なタイルカウンターがお出迎え。
雑然とした棚類もすべて取り払われました。
(BEFORE)
(AFTER)
なんということでしょう。
アメリカの殺人現場と称されたキッチンも、元あったタイルカウンターをかわいく活用。
2層シンクとレトロでかわいい冷蔵庫も配置されお料理も楽しくなること間違いなし!
さてさて、みなさまお待ちかねのルーム婆はというと……。
(BEFORE)
(AFTER)
なんということでしょう。
これまた、原形をとどめない様変わり!
日中でも日が差し込まなかった衣類の墓場と化した寝室が、とてもきれいな客席に生まれ変わりました。
これはまったく別の家と言われても、だれもわからないぐらいでしょう。
今度は、玄関のほうを見てみましょう。
(BEFORE)
(AFTER)
なんということでしょう。
割れたガラスを段ボールを張りつけてごまかしてあった玄関もこの通り、こんなにおしゃれに。
ロゴマークが入って、思わず開けてみたくなります。
では、ルーム爺のほうはどうなったでしょうか?
(BEFORE)
(AFTER)
なんということでしょう。
爆撃を受けて窓が大破し、まるで戦場に存在していたようなあのルーム爺。
それがこんなにもガーリーでおしゃかわな空間に。
ここでロッキングチェアに揺られながら、うたた寝でもしたくなりますね。
続いては、ほとんど公開を躊躇われたトイレット。
(BEFORE)
(AFTER)
なんということでしょう。
まるでブロンクスの公衆便所だったあのトイレが、壁を白く塗ることでこんなにも清潔な印象になりました。
ここはまだできていませんが、後々またコンポストバイオトイレにする予定です。
それから、あのゴミだらけだった廊下。
(BEFORE)
(AFTER)
なんということでしょう。
ゴミもきれいに片付けられ、まるで学校の廊下のようです。
きれいになったことで、まるでこのお家自体が喜んでいる声さえ聞こえてきます。(幻聴)
婆と爺を繋ぐ、部分はというと......。
(BEFORE)
(AFTER)
なんということでしょう。
壁が取り払われたことで、こんなにも解放感ある趣になりました。
白い壁と照明で、こんなにも印象がガラリと変わるものでしょうか。変わるものです。(反語)
(BEFORE)
(AFTER)
こちらはルーム爺から見た様子。
壁には本棚も取りつけられました。
う〜ん、ムーディ。
このあたりで、ちらっと天井に目を向けてみましょう。
(BEFORE)
(AFTER)
雨漏りでしょうか、染みがあった天井もこの通り。
シックなウォルナットブラウンに塗り替えられた天井は落ち着いた雰囲気。
それでは、そろそろ最終確認。
(BEFORE)
(AFTER)
南斗水鳥拳ということでしょう。(飽きてきた)
まるで、外から見られることを拒否していた通りに面したキッチンの窓。
ここはお客さんとコミュニケーションできるテイクアウトカウンターにメタモルフォーゼ!
夢にまで見たカフェカウンターに、咲さんもご満悦。
そしてそして、そんなわたしは〜……。
(BEFORE)
(AFTER)
カウンターに腰掛けて、大はしゃぎ。
なんだかんだありましたが、無事に完成してよかったです。
「アナキド」リノベ費用
予算 100万円
合計 100万円ぐらい?
(ざっくりやなぁ〜)
空き家を活用して地域にドーナツショップを作るという構想をしだして、かれこれ数年—。
行き当たりばったり、バイブス一本勝負でやってきたわたしたちがここまでこれたのも、物資・金銭・技術・精神面にわたって、わたしたちを陰で支え、応援・支援して下さった、みなさまのお陰です。
本当にありがとうございました!
きちんと感謝の言葉を述べるべき時に、述べることを忘れて生意気なことを言っていたので、この場をお借りして御礼申し上げます。
「アナキド」としてはやっとスタートラインに立てました。
コロナの影響で、いつまで続けられるかわかりませんが(日本政府次第)、みなさまに少しでも笑顔になってもらえるように活動したいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いします!
2020年5月4日
「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」
みく・永橋咲