牛もつとコーヒー
広州に新しくできた「牛もつとコーヒー」のお店が人気です。日本人からすると謎の組み合わせですが、連日店の前には行列が出来ているそうです。
店の名前は「CowCow其其 牛杂咖啡店(ニョウザー カーフェーディエン)」。お店の雰囲気は明るくしゃれていて、パリのカフェのように店内の席と外の席があります。価格は牛もつ煮(牛杂 ニョウザー)は、一杯18元(約360円)。コーヒーも一杯18元で、割と安めです。牛もつ煮に、ご飯ものや麺をつければ、立派な食事になります。
人気の理由は、手ごろな価格と、昼と夜両方の需要に対応しているからだと言われています。コーヒーと軽食、どちらも注文できるので、お昼ご飯にも、夕飯にも使えて、お茶や夜食にも使えます。コーヒーを飲む習慣がだいぶ浸透してきた一方、中国古来の、牛もつの味も忘れられない、今の中国の人たちに合った業態なのかも知れません。経営としても、牛もつ単品で売上が作れる上に、コーヒーで単価と利益率をアップできるので、儲けやすい業態だと言えます。コロナ後急速に活気が戻っている中国で、これから一気に増えるかもしれません。