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ジェンダーってなに?自分には無関係?
最近、いろいろな場面で「ジェンダー」という言葉を耳にしますね。
ジェンダーとは一言で表すなら、”性別によってふさわしい行動が決まっている”という意味です。
自分には無関係と思っている方も多いのではないでしょうか。
ですが、それは思い込みだと断言します。
なぜなら私たちの生活には常にジェンダーが作用しており、多かれ少なかれ、あなたも(僕も)例にもれず、これに支配されているからです。
この記事は、そんな、これっぽっちもジェンダー問題に関心のない方向けに書きました。
自分にも深く関わっていることを知って、最近やたらと騒がれるジェンダー問題をちょっとでも面白く思ってもらえたら嬉しく思います。
「ジェンダー」ってそもそもなに?
”性別によってふさわしい行動が決まっている”という意味です。
少し小難しく、辞書的にいうならば、”社会的・文化的に作られた性差”となります。
とはいっても、なんだか定義的で退屈な響きですよね。
あなたは今まで、「女らしく」「男らしく」と言われた経験はありませんか?
もし言われたことがなかったとしたら相当ラッキーだと思います。
少なくとも、聞いたことくらいはありますよね。
例えば、「男性は女性をリードし、デートなどの費用は多めに(または全額)負担すべきだ」とか「女性は料理が得意であるべきだ」といったものです。
この性別に基づく固定的な思い込みを、社会や文化が作りあげた性差と呼んでいるんですね。
生物学的な性差「セックス」
ジェンダーは、”社会や文化が作りあげられた性差です”とお話しました。
性差はもう一つあります。そうです。誰でも知っている男と女です。
人は産まれ持った生殖機能によって、オス♂(男性)とメス♀(女性)に区分されますよね。この、生物学的に決定される性差を「セックス」とよびます。
女性は子供を産むという身体の機能だけが、男性と違う唯一の点ですね。
そして、産まれの性を変えることは(基本的には)ありません。
”産まれながらにしてもっている性差”といえます。
それの何が問題?
うっかり男として産まれてしまったばかりに(うっかり女として産まれてしまったばかりに)社会からの目に見えない圧力によって、自分の選択や行動を、その性別に適したものに合わせなければいけないということだと思います。
ジェンダーは”社会や文化が作りあげた性差"です。
つまり、その一時の、”社会や文化”が変われば、ジェンダーも変わるということです。
所詮は生物学的な性差を根拠にして築きあげた幻想に過ぎません。
性別に関わらず、選択する自由があった方が良いと思いませんか?
現在はまだまだ、服装や髪型、食の好みから、職選びなどの人生を左右する場まで、ジェンダーという概念は、日常のあらゆる場面で私たちを堅固に支配しています。
例えば、重たい荷物を持ってほしいと頼まれた時
「男だから」と言われるのと「力持ちの”あなただから”」お願いしてもいい?と頼まれる時、どちらが気持ち良いでしょうか?
言うまでもなく、大半の人が後者だと思います。
一言で言うと「自分が男だから・女だからこう振る舞う」というのは思考停止でダサすぎる。
一人ひとりがジェンダーに縛られなければ、社会全体が大きく変わり、結果的に自分も楽になるはずです。
まとめ
「ジェンダー」とは社会や文化が作りあげた性差のこと
一人ひとりがジェンダーに縛られなければ、社会全体が大きく変わり、結果的に自分も楽になる