【シニアの存在が活きる高齢化社会のオープンキッチン&ガーデン】
台湾も日本と同じくらい少子高齢化が進んでます。
けれど、老人福祉施設の数はぐっと少なく、とにかくシニア層のみなさんが元気。
その秘訣はきっと、居場所や役割があるからなのかもしれないと、台北の施設を訪れて思いました。
(国の面積と人口のバランスや、温暖な気候など、他にも様々な要因が関わっていると思いますが。)
ナイトマーケットでにぎわう下町の台電大樓駅エリアに、2014年にFab的な工房が登場し、
その3年後にオープンキッチンが市民主導で立ち上がりました。
行政の補助もあり、高齢者のみなさんが格安でランチを食べられるコミュニティスペースができており、そちらにお邪魔させていただきました◎
私たちが立ち寄ってる1〜2時間の間にも、地域の色んな人が顔を出してスタッフさんと喋っていく。
この場を運営している黄さんはお母さん的存在で、地域の美味しいお菓子や飲み物を振舞ったり、あれこれ手土産も持たせてくれたり、「いつでも帰ってきなさいねー!」と、また会いたくなっちゃうチャーミングな人でした。
この人がいるからこそ、また帰ってきたくなるような。
台湾では、市よりも小さい『里(り)』という単位の地域コミュニティが活発で、
民意で街を動かしているような、親しい温度感や、自分ごとである臨場感が伝わってきます。
危機感から生まれたグルーヴ感も、良い意味で街の原動力になっているようでした◎
今までは、首都や商都を経済成長させてきた台湾も、この年から地方創生が始まる、、、と聞きましたが、、、(※取材時)
民間レベルの食分野に関しては伝統食も大切にされてるし、もう既に取り組んでらっしゃる方も企業も多い印象でした。
台湾のPlace Making、ローカル活性、これからますます勢いがつくでしょうし楽しみですね!
※この投稿は2019年のリサーチのリポストです。
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