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【英文法の小径】can/could〈助動詞〉その二

Fortunately we were able to rescue her.

例えば、川に落ちた女の子を救出「できた」と言っているのはわかる。’were able to rescue’ とあるのは[be able to]の過去形だ。では、代わりに can の過去形を用いた ’we could rescue her’ でもいいのだろうか。

I could [was able to] swim when I was four.

確かに、could は「できる」を意味する can の過去形として用いることがある。この文は話し手の4歳時の技能を述べているけれど、これは「そうしようと思えばいつでも泳げた」ということ。

能力があることと、それを実際に使って、何かを成し遂げることは別の話。そう、過去の特定の場面で達成できたことを表すには、could ではなく[was/were able to]を用いるのです。したがって、冒頭の文で ’we could rescue her’ とは言えません。

Paul played well but he couldn’t beat John.

ところが、これで話は終わらない。特定の場面であっても「できなかったこと」については couldn’t を使って述べることができるのです。could の用法は、ちょっと複雑だ。

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