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僕が本当に提供したい本質的な価値

どうも、中村です!

これまでデザインやブランディングの仕事を通じて、たくさんのクライアントさんと成果を積み上げてきました。売上が伸びたり、採用活動が成功したりといった結果が出るたびに、やりがいを感じてきました。

それでも時々、こんなことを考えます。

「僕が本当に提供したい価値って何だろう?」と。

売上アップや採用の応募数の増加といった成果は確かに重要です。しかし、それだけでは足りないと思っています。ただ売れればいい、ただ選ばれればいいわけではありません。僕が目指しているのは「もっと価値を高めること」。そして、その価値を必要としている人に届けることで、ファンを生み出し長く売れ続けることです。

たとえば、採用で応募数が増えたとしても、採用した人が早期退職してしまったら意味がありません。また、強引な売り方で売上を伸ばしても、リピートしてもらえなければ持続可能性は低い。だからこそ僕は、「共感してくれる人と繋がること」を最も大切だと考えています。そのためには、まずクライアント自身の価値を見つけ、さらにそれを高めることが必要なのです。

強みと価値の違い

ここで混同されやすいのが、「強み」と「価値」の違いです。強みは、自社の得意なことや優れている部分。一方、価値は「お客様が感じる嬉しさや成果」です。この2つは似ているようで、全く異なる概念です。

例えば、「うちの会社は技術力が高い!」とアピールする企業は多いですが、その技術そのものがお客様にとって価値となるとは限りません。お客様が本当に求めているのは、技術そのものではなく、「その技術で何が解決できるか」「その技術でどんな未来が手に入るか」といった結果や体験です。

技術力の高さをそのまま伝えても、「それが私にどう関係あるの?」と思われてしまうことがあります。それよりも、「この技術なら、あなたの課題が解決できます!」と伝えた方が、価値として認識してもらいやすいのです。

価値とは相対的なもの

もう一つ大事なポイントがあります。それは、価値が相対的なものであるということです。価値は人によって、あるいは状況によって変化します。同じ技術やサービスでも、ある人にとっては非常に重要な価値になる一方、別の人にとっては響かない場合もあります。

だからこそ、価値を見つけただけでは足りず、それを必要としている人を見つけ、適切な形で届けることが必要です。そしてその価値を活かす方法を考え、実行することが本当の成功に繋がります。

デザインとブランディングの役割

僕の仕事であるデザインやブランディングは、価値を効果的に伝え、必要な人に届けるための手段です。単なる見た目の美しさや表面的な魅力を追求するのではなく、クライアントが持つ本質的な価値を掘り下げ、それをわかりやすく、そして魅力的に伝えることが使命だと感じています。

たとえば、「品質の高さ」が強みの企業があるとします。ただ「高品質です!」とアピールするだけでは、伝わりにくいことがあります。それよりも、「長持ちするからランニングコストを削減できます」「高い安全基準を満たしているので安心して使えます」といった形で、相手にとっての価値に変換して伝える方が、より効果的に響きます。

これからも、もっともっとクライアントの価値を伝えることができるよう、スキルを磨いていきたいと思います。

それでは、また!

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