「光る君へ」への長い道のり ~『第7回 「おかしきことこそ」振り返り』(その1)(ネタバレ)~[2448文字]
大河ドラマ「光る君へ」 第7回『おかしきことこそ』 の振り返り、その1です。
※以下より、第7回のストーリーを記述しています。未視聴の方は先に第7回をご視聴ください🙇。
■[第7回『おかしきことこそ』 振り返り]その1
花山天皇の女御、藤原忯子がお亡くなりになるところから第7回は始まります。
寛和元年(985年)7月18日のことやね( º言º)
ナレーションでは『この夜、花山天皇がただ一人、心から愛した忯子がおなかの子と共に世を去った』と説明してますね(´-`)。
ちなみに、花山天皇〔本郷奏多〕即位から2か月後に忯子〔井上咲楽〕が入内し、さらにその2か月後に、藤原姚子と藤原諟子が入内しているんやけど、大河ドラマではまったく省かれてるな( º言º)。
特に藤原諟子は、声が小さいことでお馴染みの関白・藤原頼忠の娘で、藤原公任〔町田啓太〕の腹違いの妹にあたる訳やから、ちょこっとでも、大河ドラマに出演してもええと思うんやけどな( º言º)。
藤原公任が、チクチクと忯子の兄・藤原斉信に嫌味を言うのも、自分の妹は花山天皇からの寵愛を受けられなかったという屈折した思いもあったというドラマの描き方も出来たんですけどね。
話がややこしくなるから、省いたんでしょうかね!(≧▽≦)ノ
いずれにせよ花山天皇からもっとも寵愛を受けた女御が亡くなったということやね( º言º)。
死は『穢れ』とされていたため、遺体に近づくこともできずに涙する花山天皇・・・からのオープニング、どーん!(≧▽≦)ノ。
そして本編は、まひろのモノローグから始まります!(≧▽≦)ノ
まひろ〔吉高由里子〕(私は道長様から遠ざからねばならない。そのためには、何かをしなければ・・・)
この『何か』が、藤原家を批判する散楽の芝居の脚本を書くことなんでしょうね!(≧▽≦)ノ。
一方、宮中に盗みに入った盗賊たちは、絹や財宝などを庶民に分け与えていました。
当時は貨幣中心の経済やなくて、絹や米の物々交換がメインやったからな( º言º)。
忯子がお亡くなりになってしまい、いやいや誰もそこまでせぇとゆうてないやろ、やりすぎやろおまえ、とばかりに、陰陽師・安倍晴明〔ユースケ・サンタマリア〕は、右大臣・藤原兼家〔段田安則〕から叱責をうけるのでした。
兼家「腹の子を呪詛せよとは言うたが、女御様のお命を奪えとは言うておらぬ。やり過ぎだ」
晴明「さようでございましょうか。腹の子が死すれば、皇子の誕生はなくなり、女御様もろともに死すれば、帝は失意のあまり政を投げ出されるか、あるいは再び女にうつつを抜かされるか・・・。どちらも右大臣様には吉と出ましょう。この国にとっても吉兆にございます」
兼家「長い言い訳じゃのう」
晴明「いずれお分かりになると存じますが、私を侮れば、右大臣様ご一族とて危うくなります。政をなすは人。安倍晴明の仕事は政をなす人の運命をも操ります」
晴明、逆に右大臣・兼家を脅してますやん( º言º)。
お前の仕事はただ自分の財のためだろ、と吐き捨てその場を去ろうとした兼家は、道長と会います。
兼家「盗賊と渡り合ったそうだな。お前も頼もしくなったのう。されど、人はあやめるなよ。人の命を操り奪うは卑しき者のすることだ」
兼家、おまゆう!(≧▽≦)ノ。
晴明への皮肉と同時に、嫡男の道隆と道長は穢れなき道を歩いて欲しいから言ったんやろね。
もっとも自分のことは思いっきり棚上げにしてるけど・・・( º言º)。
でも、一応、自責の念はあるみたいですね!(≧▽≦)ノ。
夜、妾妻・藤原寧子〔財前直見〕の屋敷で、夢にうなされて目が覚めた兼家は、隣で寝ていた寧子を起こします。
寧子「いかがされました?」
兼家「恐ろしい夢を見た。呪われている。俺は院にも帝にも死んだ女御にも呪われている」
兼家、お前が始末した道兼の従者も入れといたれよ( º言º)。
寧子「大丈夫でございますよ。殿は何にも負けませぬ。大丈夫、大丈夫」
兼家「大丈夫か?俺はまことに大丈夫か?」
寧子「まことに大丈夫でございます」
兼家「ああ、怖いよ~」
寧子「殿は大丈夫でございますから。道綱のこと、お願いしますよ。道綱、道綱・・・。大丈夫、大丈夫・・・」
サブリミナル効果を狙ってるのか、寧子!( º言º)。
兼家「怖い夢と道綱に何の関りがあるのだ?」
寧子「よいではございませぬか。殿のお子ですよ。道綱も」
歴史を動かしているのは男やけど、その男を動かしているのは女というわけやね。女性の逞しさ、したたかさもこのドラマのテーマなんかな( º言º)。
後日ー。まひろが散楽一座のもとに、『笑える話、考えてきたの。聞いてくれる?』とやってきます。
まひろ「キツネに騙される猿たちのお話よ。猿の顔をしているのは、毎度おなじみ右大臣家の一族。神のふりをしているキツネに福をくれとすり寄っているの」
このお芝居が、藤原家の武者たちを怒らせる騒動へと繋がっていきます。
だから今回は藤原家の武者たちが散楽に対して怒った?いや、それはないか(´-`)。
ということで、長くなりましたので、『第7回「おかしきことこそ」の振り返り』その1は、その2へ続かせていただきます(´-`)。
最後までお読み頂き、ありがとうございました🙇。