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「光る君へ」への長い道のり ~『第12回 「思いの果て」振り返り』(その4)(ネタバレ)~[2641文字]

大河ドラマ「光る君へ」 第12回『思いの果て』 の振り返り、その4です。

※以下より、第12回のストーリーを記述しています。未視聴の方は先に第12回をご視聴ください🙇。

■[第12回『思いの果て』 振り返り]その4

高松殿ー。
醍醐天皇の皇子であった左大臣・源高明の邸宅。
969年に源高明を排除するために藤原氏が企てた陰謀と通説ではされている「安和の変」が起き、源高明は大宰府に流される。
971年に源高明は罪を許され京に戻るが、政治の場に復帰することなく、982年に亡くなる。

幼少時に父の左遷に遭遇した明子は、父の同父母にあたる盛明親王に娘がいないこともあって養女として育まれ、親王と死別した年に一条天皇の即位で皇太后となった詮子あきこに引き取られた。
 
時に二十歳ぐらいであった明子は、詮子あきこの東三条殿の東の対で女房や家司などにかしずかれながら、なに不自由なく暮らしていた。
この明子に、道隆兄弟が懸想文を送って求婚してきたが、姉の詮子あきこは、この2人をたしなめて贔屓の道長に通うことを許したのである。
明子が道長の妻になった経緯は「大鏡」や「栄花物語」の語るところである。

『藤原道長 男は妻がらなり』 著:朧谷 寿より 

高松殿にて、明子〔瀧内公美〕の兄の源俊賢としかた〔本田大輔〕は、妹の明子が道長の妻になることを良い話だと言う。

俊賢としかた「皇太后の後見にもと、そなたが道長の妻になれば、醍醐の帝につながる我らにも光があたるやもしれない」

明子「兄上は藤原の施しが欲しいのですか?」

施しもなにも、この当時、俊賢としかたの後見人を兼家かねいえがしとったんちゃいますの( º言º)。

まあ、そこはドラマですので (´-`) 。

俊賢としかた「そなたこそ、既に施しを受けて入るではないか」

明子「道長の妻となれば、兼家かねいえに近づけます。兼家かねいえの髪の毛一本でも手に入れば、憎き兼家かねいえを呪詛できます」

明子をそういうキャラ設定にしたんか( º言º)。

俊賢としかたは、いらぬことをするなと妹をたしなめる。
今となっては、藤原に取り入るしか生きる道はないのだとー。
しかし、明子は頑なに聞き入れようとしない。

明子「私の心と体なぞ、どうなってもよいのです。必ずや兼家かねいえの命を奪い、父上の無念を晴らします」

なんか「安和の変」の首謀者が兼家かねいえになってない?( º言º)。

通説では兼家かねいえはメンバーのひとりでしたが、リーダーだったかというと・・・ (´-`) 。

為時ためときの屋敷。まひろは懸命に火吹竹で息を吹きかけて、かまどの火をおこしていた。

まひろ「(心の声)北の方になるなら、誰でもいいの?このままあの人を失ってもいいの?」

一方、文机に向い和歌を書き写す道長。

道長「(心の声)甘えていたのは俺だ。心残りなど、断ち切らねばならぬ」

後日ー。行成から仮名書きの手ほどきをうける道長。

藤原公任きんとう〔町田啓太〕「道長がやる気になっているのを初めて見た・・・」

摂政家が意のままに政治を操る現状に挫折感を覚えた公任きんとうは、父の頼忠よりただにそのことを告げるが、頼忠よりただは、内裏への出仕を止めようと思うと言い、公任きんとうを驚かす。

公任きんとう「父上がおられなくなれば、私の立場はますます弱くなってしまいます」

訴える公任きんとうに、頼忠よりただは、摂政家では道兼みちかねの懐に入っておくのがよいと思うと言い残す。

え~~( º言º)。

まあ、後の歴史を知ってるから、その選択は・・・と言えますが(´-`) 。

庚申待の夜ー。

ナレーション:庚申待とは古代中国期限の行事である。この夜、人々は眠らない。眠ると腹の中にいる3種類の虫が天に上り、天帝にその人の罪を告げるといわれていた。

まひろは、さわ〔野村麻純〕・惟規のぶのり〔高杉真宙〕と楽し気に語らっていた。

さわ「天帝に告げられて困る罪ってあります?」

まひろ「あるわ。母が死んだのは私のせいだし、そのことで父をさんざん傷つけた。嘘もつくし、好きな人も傷つけたわ」

厠に行った惟規のぶのりは、道長の従者・百舌彦から道長がまひろに宛てた文を預かる。

惟規のぶのりから道長の文を受けとったまひろは駆けだす。

まひろ「(心の声)妾でもいい。あの人以外の妻にはなれない」

また廃屋でちょめちょめ展開?(´-`) 

ちょめちょめって言うな( º言º)。

廃屋にかけこんだまひろだが、待っていた道長から告げられたのは、道長の左大臣家への婿入りの話だった。

道長「左大臣家の一の姫に婿入りすることとなった」

道長の言葉に凍り付くまひろ。

まひろ「倫子ともこ様は・・・おおらかなすばらしい姫君です。どうぞお幸せに」

道長「幸せとは思わぬ・・・。されど地位を得て、まひろの望む世をつくるべく、せいいっぱい努めようと胸に誓っておる」

まひろ「・・・楽しみにしております」

道長「(心の声)妾でもよいと言ってくれ」

道長はまひろに、言葉をうながす。

道長「お前の話とはなんだ?」

まひろ「・・・道長様と私は、やはりたどる道が違うのだと、私は申し上げるつもりでした。私は私らしく、自分の生れて来た意味を探してまいります、では・・・」

嘘をつき去っていくまひろ。

その夜、道長は土御門殿に倫子ともこを訪ねる。

穆子むつこ〔石野真子〕「えっ?文もよこさず、なんてこと・・・いいわ、入れておしまい」

あ、追い返さないんやね( º言º)。

まさかこっちでちょめちょめとは(´-`) 

御簾を開けて室内に入り、倫子ともこを抱きしめる道長ー。

うつろな顔で屋敷に戻るまひろ。さわと惟規のぶのりが、まひろを出迎える。

惟規のぶのり「(察したかのように)飲みなよ、こっちに来て」

まひろ「酔ってしまうかも・・・」

惟規のぶのり「どうぞ」

縁に腰を下ろしたまひろに惟規のぶのりは盃をさしだす。

さわ「こらえずとも、ようございますよ。まひろ様」

盃に口をつけ酒を飲み干したまひろは、涙で濡れた目で星空を見上げるのだった。

さわと惟規のぶのりがおってよかったな( º言º)。

次回、どうする定子(´-`)

定子の出番、少ないやろ( º言º)。

以上で『第12回「思いの果て」の振り返り』は終了です(´-`)。

最後までお読み頂き、ありがとうございました🙇。


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