[謎歴史]Oh 能!😮(723文字)
映画『笛吹童子(ふえふきどうじ)』の主題歌の最初の部分をご存知でしょうか?こんな感じです。
ヒャラリ ヒャラリコ ヒャリコ ヒャラレロ…………、笛ってそんな擬音でしたっけ?ピーヒャラとかじゃなくて?当時の子どもたちは、疑問に思わず歌ってたの?ヾ(´ー`)ノ。
さて、それはさておき。
織田正吉氏の「ジョークとトリック」という本に書いてありました。
能の「翁」の始まりの言葉は、以下の不思議なものです。
『とうとうたらり、たらりら。たらりあがりら、らりとう。ちりやたらりたらりら。たらりあがりら、らりとう』
(下の動画だと、8分20秒ぐらいのところから始まります)
え、なにこれ?どういう意味?😲と思ってしまう、意味不明の言葉ですね。
江戸時代の儒学者、荻生徂徠(おぎゅう そらい)はこれを一種の楽譜だといっています。
ところが、明治時代、日本人で初めてチベットに入った、黄檗(おうばく)宗の僧であり仏教学者でもある、河口 慧海 (かわぐち えかい)という人は、チベット語説を唱えます。
河口 慧海によると、
『とうとうたらり、たらりら。たらりあがりら、らりとう。ちりやたらりたらりら。たらりあがりら、らりとう』
をチベット語で読むと、
『得物は輝き輝いて、輝きは、アー、いずれも様がたにことほぎあれや、生命は長く善く輝き、輝いて、輝きはアー、いずれも様がたにことほぎあれや』
という意味になるのだそうです。マジっすか!Σ(゚ω゚ノ)ノ
日本語とチベット語、なにか繋がりがあるのでしょうか。
これも不思議なミステリーですね~ヾ(´ー`)ノ。
※その後ネットで調べると、チベット語説は現在は否定されているそうです💦
■引用・参考資料
「ジョークとトリック」著:織田正吉
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