[学者・軍人・政治家]【01】 天王星[899文字]
映画「オッペンハイマー」は観てませんが(このままずっと観ないままかも知れません💦)、どうして世界はこのようになってしまったのか、という歴史の流れを知っておくことも意味があるかなと、思うようになりました (⦿_⦿) 。
なので、時系列的には前後するかも知れませんが、本を読んで知ったことなどを、不定期に書き留めて行こうと思います。
尚、最初に書いたように映画「オッペンハイマー」を観てないので、どこまで書けばネタバレになるのかわかっていません。
ネタバレのタグはついてませんが、あらかじめご了承ください (⦿_⦿) 。
ドイツはザクセン州近郊にある山岳地域の川に銀が見つかったのが、16世紀。
シルバーラッシュというのでしょうか、やがて町が作られて、銀鉱山が開かれました。
そして時代は下って18世紀。より正確にいうと1789年のことです。
ある工夫が掘り出した『光沢ある黒い鉱物』(ピッチブレンドと呼ばれます)を分析したのが、ドイツの化学者、マルティン・ハインリヒ・クラプロート。
クラプロートはその鉱物の中から、新しい元素を発見しました。
クラプロートは、この新元素に自分の名前を付けようとしたのですが、『とりあえずは尊敬していた同朋ウィリアム・ヘルシェルによって1781年に発見されていた「天王星(ウラヌス)」にちなんでウランと呼ぶことに』したそうです。
ということで、今回はウランが発見された経緯について知りました。
あ、ちなみに今回出て来たマルティン・ハインリヒ・クラプロート、意外なことに日本との繋がりがありました。(正確に言えば繋がりがあるのは息子さんのほうですが)
クラプロートの息子のユリウス・ハインリヒ・クラプロートは、化学者であり東洋学者でもありました。
ユリウスは、『ロシアに漂流した大黒屋光太夫の一行から日本語を学んで日本語の語彙集を出版したことでも知られ』ているそうです。
参考・引用資料:
●「プルトニウム」 ジェレミー・バーンシュタイン著
●12月1日 「ウラン」の発見者マルティン・クラプロート誕生(1743年)(ブルーバックス編集部) | ブルーバックス | 講談社 (gendai.media)