島田荘司さんがテレビでネタバレをされた思い出
日本史のにはいくつもの謎がありますよね。
なにしろ歴史の長い国ですから、邪馬台国はどこにあるかとか、坂本龍馬暗殺犯は誰なのか等、数えだしたらたらきりがないですよね。
その日本史の謎のひとつに、江戸時代後期の1794年に、突如として登場し、10か月程度の活動期間で、忽然と姿を消した浮世絵師『写楽』の正体は誰かというのがあるそうです。
ボクは絵には疎いのでわからずに言ってますが、さすがに版元であった蔦屋重三郎は、『写楽』の正体を知ってたんじゃないのかなと、単純に思ってしまうのですが。
ともあれ、謎の浮世絵師『写楽』の正体については、未だにわかっていません。
その謎は、ミステリー作家に創作意欲を刺激するのか、本格ミステリ作家、島田荘司さんが、写楽の正体に迫った『写楽 閉じた国の幻』という歴史ミステリー小説を出されています。
へー、島田荘司さんの歴史ミステリーか、面白そうだけど文庫本で上下巻あってページ数が多めなので(島田荘司さんは、90年代あたりからページ数の多い作品が増えてきているように思えます)、どうしようかなぁとずっと躊躇したままでいました。
そして数年前、番組名は忘れてしまったのですが、録画したある歴史関係の番組を見ていたら、それは『写楽』の正体は誰かに関する内容で、なんと島田荘司さんがゲストに出てきたのですね。
生まれて初めて、動く島田荘司さんをテレビで見ました😦。
あぁ、この番組は島田荘司さんの『写楽 閉じた国の幻』の宣伝も兼ねているんだな、と思ってみていたら・・・ごく自然な流れで、島田荘司さんが、写楽の正体について、島田荘司さんの推理を、喋りだしたんですね😮。
それが、実に意外な正体で、しかも説得力がある(ようにボクは思えました)のですが、いやいや、それ『写楽 閉じた国の幻』の最大の謎であるはずの写楽の正体のネタバレをしてませんか、島田荘司さん?😱
書いた本人がネタバレしてるのだから、いいんでしょうけれど、本の売れ行きに影響すると思うんだけどなぁ・・・・と、その時に思ったものでした😓
ちなみに、現在にいたるまで、ボクは『写楽 閉じた国の幻』を読んでいません。だって、島田荘司さん流解釈による、写楽の正体がわかってしまったので😅。
いやー、作者がテレビで、自作のネタバレをするのって、初めて見ました😆。
ちなみに、島田荘司さん流解釈による、写楽の正体ですが・・・・。
おや、こんな深夜にお客さんだ・・・・。