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「光る君へ」への長い道のり ~『第5回 「告白」振り返り』(その3)(ネタバレ)~[2969文字]

大河ドラマ「光る君へ」 第5回『告白』 の振り返り、その3です。

※以下より、第5回のストーリーを記述しています。未視聴の方は先に第5回をご視聴ください🙇。

■『光る君へ』第5回『告白』主な登場人物

●まひろ/紫式部[むらさき しきぶ]主人公〔吉高由里子
●藤原道長
[ふじわら の みちなが]右大臣・藤原兼家の五男〔柄本佑
                 [※大河ドラマでは三男]

●花山天皇[かざん てんのう]   第65代天皇〔本郷奏多
藤原頼忠[ふじわら の よりただ]関白〔橋爪 淳
●源 雅信[みなもと の まさのぶ]左大臣〔益岡 徹〕 
●藤原兼家[ふじわら の かねいえ]右大臣、策略家〔段田安則
●藤原道隆[ふじわら の みちたか]右大臣・藤原兼家の長男〔井浦新
●藤原道兼[ふじわら の みちかね]右大臣・藤原兼家の次男〔玉置玲央

●藤原道綱[ふじわら の みちつな]道長の異腹の兄〔上地雄輔
●藤原寧子[ふじわら の やすこ] 道綱の母〔財前直見

●藤原詮子[ふじわら の あきこ] 右大臣・藤原兼家の次女、
                 円融天皇の女御〔吉田羊

藤原義懐[ふじわら の よしちか]花山天皇の叔父〔高橋 光臣
藤原惟成[ふじわら の これしげ]花山天皇の乳母子〔吉田 亮

藤原公任[ふじわら の きんとう]関白・藤原頼忠の息子〔町田啓太
藤原斉信[ふじわら の ただのぶ]忯子の兄〔金田哲
藤原行成[ふじわら の ゆきなり]字の美しさに並ぶ者なし〔渡辺大知
 
藤原穆子[ふじわら の むつこ] 雅信の妻、倫子の母〔石野真子
源 倫子[みなもと の ともこ] 源雅信の娘、後の道長嫡妻〔黒木華
赤染衛門[あかぞめえもん]    倫子の女房、女流歌人〔凰稀かなめ
 
●藤原実資[ふじわら の さねすけ]蔵人頭。天皇側近の長〔秋山竜次
藤原忯子[ふじわら の よしこ] 花山天皇の女御〔井上咲楽
安倍晴明[あべ の はるあきら  陰陽師〔ユースケ・サンタマリア

●藤原為時[ふじわら の ためとき]まひろの父〔岸谷五朗
●藤原惟規[ふじわら の のぶのり]為時の息子、まひろの弟〔高杉真宙
 
●直秀[なおひで]        風刺劇を行う散楽の一員〔毎熊克哉
●輔保[すけやす]        風刺劇を行う散楽の座頭〔松本実

■[第5回『告白』 振り返り]その3

豊明節会の夜に倒れた舞姫は、式部丞の蔵人・藤原為時の娘、という情報を知った道長は、まひろが舞姫を務めていたこと、倒れてしまったことを知ります。
前回、まひろが自分の身分を告白したのは、素性の情報だけで道長がまひろだと知るようにするためだったわけですね(´-`)。

まひろが倒れたということを知った道長がなにやら考え込んでいたのは、まひろが倒れた理由、それは自分が低い身分ではなく右大臣・藤原兼家の子だと知ってショックを受けためだと思ったからでしょう。
それ故、道長はまひろに文を書くわけですね。代筆を頼まずに自分自身で、偽りのない気持ちを(´-`)。

五節の舞の日、倒れられたと聞いた。胸を痛めておる。是非会って話がしたい。次の満月の夜、藤原為時殿の屋敷を訪ねる。 道長

5話より

ネットでも考察されているように、これは藤原道長として、為時と会ってまひろを嫡妻かどうかは別にして妻にする話をするつもりだったのでしょうね。
身分違いと言う言葉が出ていますが、道長の兄・道隆は天皇に仕える女官であった高階貴子を妻にしているわけなので、決してあり得ない話ではないと思うわけです(´-`)。

一方、直秀も散楽の座頭・輔保からまひろが倒れたことを知ります。

夜、まひろの屋敷の屋根の上でフクロウの鳴きまねをする直秀。
まひろ
「私を呼んだ?」

え、いつから呼ぶときはフクロウのモノマネするって取り決めしてましたん、あんたら? ( º言º)。

直秀は、身分が違いすぎるから道長のことは諦めろと、まひろに言って去って行くのでした。

道長からの文を受けとったまひろは、父の前で道長と会いたくない・父の前で話せないことがあるから、と直秀道長と二人だけで会えるように頼みこみます。

断るといいながらも、六条の廃院でまひろ道長が会えるようセッティングする直秀。少女漫画にいそうな、いい奴だけど報われんキャラやね( º言º)。

六条の廃院で、まひろ道長に告白します。

まひろ「まことは・・・三郎が道長様だったから倒れたのではありません。あなたの隣に座っていた男の顔をみたからなのです」
道長「道兼のことか?」
まひろ「あの顔は一生忘れない」
道長「兄を・・・知っているのか?」
まひろ「六年前・・・。。母はあなたの兄に殺されました。私の目の前で」

5話より

ヘビーな告白、どーん! ( º言º)。

まひろ「母はお礼参りに行くと言いました。私が河原で三郎と会う約束をしていた日で・・・。私は三郎に会いたかった。行かないって言ったけど、行きたかった。あの道兼が・・・。三郎の隣に座っていた」
 
まひろ「あの日、私が三郎に会いたいと思わなければ・・・。あの時、私が走りださなければ・・・。道兼が馬から落ちなければ・・・。母は・・・殺されなかったの。だから母上が死んだのは私のせいなの・・・」

5話より

あ、「道兼が馬から落ちなければ・・・」が最後にあったので、ぜんぶ道兼のせいにするのかと思ってました 。失礼( º言º)。

泣きじゃくるまひろを直秀に託した道長は、屋敷に戻り、父・兼家と語り合っていた道兼に、兄上 6年前に人を殺めましたか、お答えくださいと詰め寄ります。

道兼「やっと聞いたなお前。(返り血を浴びた俺を)やはり見ておったか。虫けらの一人や二人、殺したとてどうということもないわ」
道長「なんだと!虫けらは・・・お前だ!」

第5話より

道兼を殴りつける道長。しかし、なぜか兼家はさしたる抵抗もしません。

道兼「父上に言ったのはお前ではないのか?」
道長「え?」
道兼「父上もご存知だぞ。何もかも父上がもみ消してくださったのだ」
道長「まことでございますか!?」
兼家「わが一族の不始末、捨て置くわけにはゆかぬでな」
道兼「そもそもお前が悪いんだぞ。お前が俺をいらだたせなかったら、あのようなことは起こらなかった。あの女が死んだのも、お前のせいだ」

5話より

すべて自分が悪いと自身を責めるまひろと対称的やけど、道兼はそうやって自分の心が毀れないように守ってるんやね。父・兼家のように悪に徹しきれない「実は普通の人なんです」感が出てますやん ( º言º)。

そして、お前が悪いと言われて愕然とする道長を見て、兼家が高らかに笑います。

兼家「ハハハハハハハハ・・・。道長にこのような熱き心があったとは知らなんだ。これなら、我が一族の行く末は安泰じゃ。今日はよい日じゃ。ハハハハハハハハ・・・」

第5話より

ダークさがハンパないっすね ( º言º)。

この時、道長は、父・兼家や兄たちと対立することを覚悟したのではないかと思うのですよ (´-`)。どうする、道長 ( º言º)。

ということで、『第5回「告白」の振り返り』は、これにて終わらせていただきます(´-`)。

最後までお読み頂き、ありがとうございました🙇。


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