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社長のマイルール サボりたがりの私が自分を律する方法

最近、社長としての私の仕事や日常生活について、どんな風に過ごしているのかと尋ねられることが増えました。そこで今回は、実はサボりたがりな私が、どのようにして自分を律しているのか、そのマイルールについてお話ししたいと思います。

社員に対しても、家族に対しても、周りの方々に対しても「ちゃんと背中を見せられる自分でありたい」という気持ちがあります。そのために、まず大切なのは、心身ともに健康であること。健康でなければ、どんなに優れたアイデアや計画があっても、それを実行する力が湧いてきません。これは誰もが知るところですが、それを維持するのはなかなか難しいものです。だからこそ、私は日々の生活で食事や運動に気を使っています。


サボりたがりの自分と向き合う

実を言うと、私はサボりたがりな性格でして…。できることなら、ダラダラと映画を見たり、ただ寝て過ごしたりしていたいと思うこともあります。しかし、そうした自分に流されずに日々を充実させるため、私はいくつかのマイルールを設けています。

食事面では、今年はカフェイン断ちを決意しました。無意識のうちにコーヒーを飲みすぎていたことに気づき、健康を考えて変更しました。また、朝食にはバナナとプロテインと豆乳ときな粉をミキサーでジュースにして飲んでいます。昼食では、サラダと納豆、豆腐、キムチ、ヨーグルトを摂るようにしています。ほぼ毎日、朝食と昼食は同じものです笑 これが、私の健康な体を作る重要な習慣となっています。夜は会食等のお酒を飲むことも多いので、朝と昼は健康的にしようという思いもあります。

運動面では、毎朝のランニング。これは最も長く続いている習慣です。どこにいようとも“走ること“は気軽にできるのが良いですね!出張だったり、先日のフランス旅行中でも欠かしませんでした。さらに、日常生活では、姿勢を良くすることを常に意識しています。姿勢が良いだけで、印象が大きく変わりますし、健康にも良い影響を与えます。また、小さな運動も積極的に取り入れていて、エスカレーターではなく階段を使うことを心がけています。

脳内整理と時間管理

仕事においても、効率よく進めるためのルールを設けています。例えば、5分程度のスキマ時間でできることリストを作成しています。移動時間やミーティングが早く終わった時などに、意外と有効に使える時間が生まれることに気づきました。物事に対して、”区切りをしっかりつけること”を意識しています。中途半端なタスクを減らすことで、思考があっちへ行ったり、こっちへ行ったりして集中力を切らさないよう、思考が中途半端になっているタスクに対して無駄に引きずられないようにするのです。これは仕事ではないですが、わかりやすい例でいうと、気になる映画があるとしたら、見たいと思った瞬間にチケットを購入します。「見ようかな?どうしようかな?」と悩む時間は、このタスクを終わらせない限り、何度も時間が取られてしまいます。こういった繰り返し同じことを考える時間を減らすために、”区切りをつける”ということを意識しています。

時間に関してのルールとルーティンでいうと、毎日、5分×4セットの脳内整理を行っています。1日を振り返ること、ビジネスのことを考えること、経営者としてのスタンスを確認すること、そして読書。この4つのテーマをそれぞれ5分、合計20分間の時間を設けることで、自分の考えや行動に対する意識が強まります。また、普段の仕事中でも、ダラダラしてしまわないように、タイマーを活用しています。5分、10分、15分といったタイマーを設定し、時間への意識を高めることで、集中力を保つことができます。

メールやSlackを見る時間も決めており、これも時間泥棒で見続けないようにするための工夫です。ミーティングに関しても、できるだけ早く終わらせるように心がけ、例えば、30分の予定があれば15分で、1時間の予定があれば45分で終わるようにしています。

アナログも活用する

日々のタスク管理にはチェックリストを活用しています。レシートの裏は使い勝手が良く、サイズ感も良いので、レシートの裏にすぐにチェックリストを作っています。レシートは長く取っておきたくないという気持ちもあり、タスクを早く終わらせたいという気持ちにもなり、片付けることで頭の中もスッキリしますね。

また、ノートには「やることリスト」を別途作成しています。緊急度は低いけれど、やりたいことを書き溜めていくリストです。いわゆる「パーキングロット」と言われる手法で、目の前のタスクを一時的に退避させるためのリスト。定期的に見直しながら、実行に移すべきことを選んでいます。レシートのチェックリストは日々のタスクに対して、ノートのリストは急ぎではないがやりたいことを記録するためのものです。脳内から出した情報をノートという外付けのHDDに残しておく感覚です。

手書きという観点でいうと、私にとってブレストは紙が最もやりやすく、裏紙を使って、マインドマップを描きまくるスタイルが私に合っています。実際に、講演のテーマや内容もこの方法から生まれることが多いです。また、大学受験の頃から、私はボールペンしか使わない習慣があります。“消す“というアクションに必要性がないと感じており、間違えても消さずに、次を書き始めていく。自分のためのノートなので、綺麗さよりも、勢いを止めないことを重要視している感じですね。

あとは、今意識したいことを付箋に書いてディスプレイに貼っています。格言や周りの経営者の言葉などの言葉です。この付箋には日付を記入し、大体1ヶ月ほどで剥がし、ノートに貼り直しています。自分がどのようなことを意識してきたのかを振り返ることができると同時に、日々の意識を高めるためのツールとしても機能しています。

おわりに

こういったマイルールや習慣を通じて、私はサボりたがりな自分と向き合い、毎日を充実させることができています。これらのマイルールは、あくまで自分が自分らしくいるための手段であり、自己成長の一環として取り入れています。もちろん、これが全ての人に当てはまるとは限りませんが、私にとってはこの方法が最適だと思っています。

こうした言葉や経験から得た学びは、私自身だけにとどまらず、社員とも共有し、より良い会社作りに生かしていきたいと思っています。毎週月曜日に社員に気付きを発信し、共有していることもそういった一環です。
私が得た知見や工夫が、社員たちにも何かしらのヒントとなり、彼らの成長を後押しできるなら、嬉しい限りです。