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平安の祈り

「神よ、変えられるものについてはそれに立ち向かう勇気を、変えることのできないものについてはそれを受け入れる落ち着きを、そして両者を見極めるための賢さを、私に与えたまえ」。これは、神学者であり政治学者でもあったラインホルド・ニーバーの“平安の祈り(Serenity prayer)”と呼ばれる言葉です。

この言葉はアルコール依存症や薬物依存症の自助グループにおけるプログラムにも採用されているらしい

①変えられるものに立ち向かう勇気
人は変化を恐れる。現状維持が無難。
人間関係のはじまりや終わり、引っ越し、転職、愛する人との別れ、良いものであれ悪いものであれ、変化はストレスを引き起こす。
無意識に確実性や予測可能性を好み、異質なものやパターンが崩れることを恐れてしまう。変化は未知。

こうした理由から変化より現状維持、楽を求めてしまう。しかし成長は新しい経験は刺激は変化からしか得られない。この葛藤を乗り越え変化に挑む勇気を持とう。

②変えることのできないものを受け入れる
他人と過去は変わらない。よく座右の銘に使われるし私も信念の一つに取り入れている。
完璧主義者にはこれが難しいらしい。なんでも自分の思った通りにいかないと気が済まない。
自分の力だけではどうにもならないことがあり、そのことを認め受け入れる覚悟、度胸がいる。
放っておける強さを持とう。

③両者を見極めるための賢さ
変えることのできないものと変えることができるものを見極める。何に労力を使うのか、判断ができていないと、労力の無駄遣いになってしまう。何かを変えることは非常にパワーがいるからこそ、それが無駄にならないよう何を変えるべきで何を放っておくべきか正しい判断をできるようになろう。

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