第六感の話
五感とは、目・耳・舌・鼻・皮膚を通して生じる五つの感覚で、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚のことをさし、また,人間の感覚の総称としてもいいます。
六感とは、通常の上記五感(聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚)に加えて人間が持つとされる、何かを感じる能力のことを指します。
第六感は直感や勘とも呼ばれ、理論的な根拠がないにも関わらず、ある状況や出来事に対する予知や感知が可能とされています。
例文:危険を察知する第六感が働いたのか、事故を免れることができた。
例文のように、第六感は予知や感知といった能力を指すことが多く、直感的な行動や決断を支援してくれることがあります。
「第六感が優れているとなんか良いかも」なんて思ったのではないでしょうか。
誰も彼もがこの第六感が優れているわけではありませんね。
ではどういったひとが優れているのだと思いますか。
先述したとおり、第六感は幸運を呼び寄せる能力と言うより、
不幸を事前に察知して避けるといった目的があります。
この能力が必要なひととはどんなひとか。
幼い頃から不安全な家庭環境で生育してきた
深い喪失体験を経験した
絶望を経験した
私はこのように考えました。
常に周囲の人間の真意を観察し探っていると、言っていることややっていること以外の表出しない心を読み取る力が身に付く。これが自らの生存のための戦略であるという状況の場合。
また、深い悲しみやこの世最大の絶望に遭遇してしまった人がこれ以上ない悲しみや恨みに包まれる中で、関わる人々全てに意味を無くしたり、敵という認識を持ってしまう。そこから再び人を信じたいという無意識に近い欲求との葛藤の中で、人を見て判断する際この第六感が研ぎ澄まされるのだ。
私自身、平均よりは第六感は働いていると思う。
元恋人の浮気による喪失体験そして、それを咎めず容認している共通の知人らに心底失望した経験がある。
それにより、一時期人間不信となった私が今普通に暮らせるようになるまで(今でもコミュニケーションに難はあるが)何度も人を信じてみては裏切られる失敗を重ねていくうちに第六感が育まれていった。
自分にとって有益か無益か有害か無害か。嫌な予感はよく当たる。
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