Yossy The World Walker
2020年11月9日、マルチン・ビスカラ大統領の罷免に伴い、ペルー各地で起きているストライキについてのまとめ
Buenos Dias! 新大統領の就任により、落ち着きを取り戻しつつあるリマから 挨拶を送ります。 14年住んでいるこのペルーで、 私にとって最も大きく国を揺るがす騒動だった今回のストライキ。 僅か六日間で大統領職追放となった マヌエル・メリノ前大統領への反発が、今回のストの原因なのだが、 政治への不信、不満は昨日、今日に始まった問題ではない。 ではそれらがどこから来ているのかを 歴史を紐解きながら、書き留めてみたい。 ペルーって知ってる?ペルーって知っ
何日かにわたり書き続けている最近ペルーで起こっている事だが、 日本で報じられている事と、 現地に住んで見聞きする事では違いがある。 少しだけその事について書きたいと思う。 ペルー大統領辞任昨日、マヌエル・メリノ新大統領が、 大統領を辞任する、と発表した。 このままではベネズエラの二の舞になると 危惧していたペルー国民は多い。 私自身、すこしホッとしている。 ストライキの理由ここ数日書いているテーマだが、 前々大統領の汚職辞任、 前大統領の贈賄疑惑による罷
引き続きストライキの緊張のリマからこの記事を書いている。 街中を戦車が走り回り、まるで映画をみているようである。 現在の死者は4名、負傷者100名以上、行方不明者40数名、 この4名には乳児が含まれている。 生まれたたばかりの新生児が、 両親と共に家に帰る途中、 特殊警察の放った催涙ガスを吸い込み、病院へ逆戻り、 救急で手当てをしたが、そのままこの世での命を終えた。 何と言う事であろうか。 警察の横暴マヌエル・メリノ新大統領によるテロ鎮圧の命令により、 警
緊張が続くペルー、リマから、 今起きている事を書いている。 11月9日、新大統領就任に端を発した今回のストライキだが、 政府関係の建物の集中するセントロ(ダウンタウン)で始まり、 14日現在、リマ中に飛び火し、日毎に激しさを増している。 警察の発砲による死者は3名、負傷者、行方不明者数は把握できていない。 またこのストライキにより、 更なるコロナウイルスの爆発的感染に繋がるのは目に見えている。 いったいこの国はどうなってしまうのだろうか。 マヌエル・メリナ大
11月9日、ペルー、マルチン・ビスカラ前大統領の 贈収賄疑惑による罷免に伴い、 マヌエル・メリノ新大統領就任に反対する市民によって ストライキが行われている。 これを鎮圧するために軍、警察が出動、 連日激しい衝突が起こっているのだが、 昨夜12日、ついに犠牲者が出てしまった。 警官が発砲!2人に命中警官の発砲した実弾が2人の若者に命中。 亡くなった方は20代の医学生。 実家には 「今が国のために命を懸けるときです。 私が帰らなかった時は、国のために死んだ
Hola como estas ? 常時200を超える高血圧で、始めたばかりのnoteを休んでいたのだが、 何とかPCに向えるようになり、この記事を書いている。 私はペルーの首都リマに住んで14年になるが、 マチュピチュ、ナスカの地上絵で知られるこのペルーが 今揺れに揺れている。 山積みの問題ベネズエラからの200万人とも言われる 大量の難民流入による治安悪化問題、 人口別感染率世界一の不名誉に輝き、 1日当たり10,000人以上の新感染者を産み出しているコ
さて数日前の記事に中南米では、 「アジア人は全てチーノ(中国人)と呼ばれる」 と書いた。 これに対し私は 「私は中国人ではない。日本人だ」 と返事をしてきた。 そうすると、 「だからチーノだろ?」 と言われる。 「チーノ」彼らの言うチーノ、 直訳は中国人だが、 中国人だけを指しているのではなく、 アジア人全体を指しているのであり、 日本と中国の歴史的な関係を理解して、 日本人に意地悪をしてやろう、と思い 「チーノ」とい言っている訳ではない。 た
さて前々回はベネズエラのチャベス前大統領について書かせて頂いたのだが、 今回はその後を引き継いだ、マドゥロ現大統領について書きたい。 マドゥロ大統領だがあだ名は「マブロ」 ブーロはチャベス編でもお伝えした通り、「ロバ、愚か者」 さてそんなマブロ大統領の治める現在のベネズエラの現状だが、、、 ベネズエラの驚くべき現状なんと!マドゥロ政権下の5年間で、 〇国民の平均体重が10キロ減ったそうだ。 これはベネズエラ・ダイエットと呼んでも過言ではない。 痩せたい人は、ベ
私は今、ぺルー、リマ南部の港町からこの記事を書いている。 住んでいたMiraFloresが、あまりのCOVID19の爆発的感染に、 家族を守るために家を借りて避難したのだ。 ちなみに人口3千2百万人のペルーは日々1万人の感染者を出し、 感染者数で世界5位、 感染率はアメリカを抜いて世界一である。 借りている家は部屋が7つあり、只々広い。 庭やプール、ビリヤード台、卓球台、ダーツ、 バーベキュースペースに、ピザを焼く窯まである。 身の丈に合わないこの物件は自ら
こんばんは。そして、こんにちは。 私は日本と時差が14時間のペルーからこの記事をかいている。 今夜中の0時をまわったところで、日本は昼の2時。 日本の皆さんはこちらから見ると未来に住んでいるんだな。 前回少し触れたが現在のペルーを理解するには、 ベネズエラとの係わりの説明が不可欠なので、 今日はベネズエラについて書くことにする。 ベネズエラって何処にある?私は日本を離れて13年、 ベネズエラについてどのような報道が我が祖国日本でなされているのかは知らないのだが
昨日は人生初Note、初投稿、そして初"スキ"まで頂いた。 初スキをくださった方にNoteの使い方すらわかっていない。 少しずつ勉強の日々である。 さて、ペルーの貧困について書こうと思い書き始めた 『ペルーの貧困1』 だったが、自己紹介で終わってしまった。 少しずつ書き続けて、第三世界の貧困について迫ってみたい。 爆発的感染だが今日は文字通り 『爆発的感染』 を見せているペルーのコロナ事情について書いてみたい。 日本では様々な著名人が、 「コロナなど恐れ
ぺルー在住13年目私はペルーの貧困地域で13年間活動してきた日本人である。 普通では考えられないような体験を数多くしてきたので、 この事を誰かに知ってもらいたいと思い、Noteに書き残す事にした。 海外へ思いを馳せる若者や、大きな失敗をしてしまった人、 また、取り返しのつかない過ちをおかしてしまった人が、 読んで励ましを受けてくれたら、と思う。 日本を離れるまで 幼少~学生時代さて、私は1975年青森産。 幼少から相撲に親しみ、中高はビーバップ・ハイスクールに憧