カーリーヘアの特性と校則 後編〜コーンロウは悪なのか?
前編の記事をだいぶ温存していた最中のこのニュース。
アフリカ人の夫と黒人ミックスの娘を持ち、
アメリカ、アフリカ、カリブ、南米など色々な国からの
いわゆる"黒人ルーツ"の髪を施術している美容師の私の意見は、
コーンロウやブレイズを真っ向から否定する校則にはもちろん私も大反対ですが、
最初に(出来れば入学時や進学期)学校側に髪の特性や編みの必要性を伝えていれば
こういう事にはならなかったはずです。
以下は、私のサロンのお客様で学校に事情を話して
許可を取得している例です。
学校関係者でこの様なカーリーヘアの特性を理解している方は皆無に近く、まず説明をして理解をしてもらう事が先決。
ルーツうんぬんではなく物理的に髪が広がってしまうのでまとめる意味でスタイリング剤の使用や編む事を許可して欲しいと地毛の写真を見せれば一目瞭然なのでは?
私の娘も小学校への初登校日に2つしばりのアフロパフ(ミニーちゃんスタイル)で学校へ行ったら、
担任の先生から、後ろの席の生徒が黒板見えないので小さくまとめて欲しいと言われ
その後は、コーンロウやブレイズをして登校していました。
もちろん、編んだ状態の方が小さくまとまっているため学校側から何も言われた事はありません。
人権侵害だ!黒人ルーツだから許せ!じゃなくて
髪の特性を理解してもらおう。
コーンロウやブレイズのイメージが一般的に悪いイメージなのは事実。*以前実施した黒人ミックス向けアンケートでも悪いイメージを持っている方がほとんどでした。
逆に学校や会社などでまじめな仕事の出来るコーンロウの"黒人ルーツ"の人がいたらイメージアップにつながるよ。
そんな社会になる事を願ってます。
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