象眠舎 Mirror 制作記 2.歌詞
僕が楽曲制作の最初から参加するときはメロディよりも歌詞の内容を重視することが多く、今回はThinking about you と悲しいね、というワードがデモの中に入ってた事もあり、これを生かして、このワードからどういう内容に広げていくのかを考えました。
君のことを考えているよ、は実は相手を考えてる、思いやっているという"自分"に酔っているのでは?という考えが浮かび、you は me ということにするというアイディアが出てきて、小西くんに相談してその方向でいくことになり、その時に 既にMirrorというタイトルも思いつきました。
SNSでの世論の動き、covid 19による動きも合わせて混沌としたところで、上手くまとめられたら、個々が自らを見つめ直すトリガーにこの曲がなってもらえたら、その機会が作れたら、ということもあり、他人を思いやっている=その思いやっている自分が好き me me me ! という風潮に侵されている、そんな自分が見えてしまって 悲しい、という内容にしようと決めました。
内容が決まったところで、やっと歌詞に入るわけですが、いきなり書き始めるのは言葉の限りもあるし、気持ちを絞り切る必要もあるので、小西くんには心の思いを全て吐き出して欲しいと言って、歌詞というかワードや短文を山ほど書いてもらい、何日にも渡り、最後は本当に干からびてプスッ て音が聞こえるくらい、空気しか出なくなるまで、カスカスに出し切るまで言葉を出してもらいました。
それと、ちょっと悲しいかな、、くらいの事象も同時に欲しかったので、そこも書いてもらい、いくつか最初に自分が用意していたもキーワード、残り15%、赤信号、雨、etcー を組み合わせ、大まかのところで決め、使える単語、短文だけがビッシリ入ったA4用紙を完成させました。
コレが歌詞の土台になっていきます。
。。。3に続きます
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