vanilla house sound lab

大田区でオリジナルレコーディング機器とオーディオケーブルを作り、時間をかけてレコーディングを行うサウンドマニュファクチャー

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最近の記事

あるシンガーソングライター

もう何年前になるか1人のシンガーソングライターを友人から紹介された、作曲能力に長けて才能ある女性ミュージシャンだった。ウチに良く出入りして歌も教えたりとかもした。曲やアルバムも一緒に作ったりました。 最近あまりライブを見ることもなかったのだけど、動画がこのFacebookで聞けたので少し見てみたが、驚くほど歌が良い。彼女の曲はかなり難しいのだ表現力が要求されるのだけれど、それを上回る歌になっていた。 今まで聞いた中で彼女の最高の歌だった。 きっと何かトリガーになるものが

    • 象眠舎 Mirror 制作記 おまけ ライブ

      10月に配信ライブがあったので、ライブ用のアレンジの話。 この音源は基本的にシンプルにして音数を減らし、個々の音、楽器を個性的にすることによって成り立たせていたのですが、ライブはそうは行かないし、そもそもこの曲は(というか僕がプロデュースするものは)リズムを捉え方が難しいので、ライブで上手くいくかどうかが不安でした。 そこからどうするかを考えずに、ひとまずはこの曲の骨格、メインとなるフレーズをどうするかを考えました、リリースされているバージョンのメインとなるフックはサビの「悲

      • 星にならないで 象眠舎ライブバージョン

        今回の象眠舎のライブで"星にならないで" が人気なので、少し解説です。 大和田慧さんから、何曲かデモを聞かされた時に、この曲は完成されておらず、でも雰囲気が独特で良い曲になりそうな気配がありました。 そしてふと思い出し、小西くんのデモを引っ張り出し、聞いてみたところ全く違うコード進行でしたが、大和田さんのデモのメロディが上に乗っかるとハマると思い、大和田さんに提案したところ、面白そうだと彼女も乗り気で、小西くんならこの独特な雰囲気を新たなフェーズに持っていけそうな気もして2人

        • 象眠舎 Mirror 制作記 5 post production + Track Down

          さて今回が最後、 ここからおおよそのミックスダウンに入りますが、この状態でもオケの出来は5割ほどです。

ここからも足らないところに音を足して行くし、余計なところは抜いていきます。
 前の投稿に書いた通りメロディーを淡々としたことの弊害か、音楽が軽すぎてしまって、もう一つフックになるものを探してたところで、歌の隙間に歌詞をつける前に録ったサックスを入れて見たらどうだろうと思いつき、前に録音したサックスを合わせてみたところ、良い効果が生まれてきました。     
上手く合いの

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        • 象眠舎 Mirror 制作記
          6本

        記事

          象眠舎 Mirror 制作記 4 track making + post production

          トラックの楽器に関しては2019年からリズム、トラックメイキングでは自分の中ではこの人!と思っているデンダヒロノブ氏とのやりとりが一番やりやすく、彼の刺激的なアイデアは延々とスタジオで音を作っていたい気分になります。 ほとんどの現場では僕の突拍子もない要求やアイデアは(そう見えるらしい)、なかなか理解してもらえず、歯痒い思いでセッションを後にする事が多いのですが、アメリカ帰りの小西くんや研究熱心なデンダくんは音楽制作面での間口が広く、一緒の作業はクリエイティブなところと技術

          象眠舎 Mirror 制作記 4 track making + post production

          象眠舎 Mirror 制作記 3 歌詞 part2 +メロディ制作 から歌入れ

          今度はメロディーを作る作業に入ります、小西くんは楽器奏者らしく、いつもとても美しいメロディックなものを提案してきてくれます。しかしながら今回は歌詞を伝える事が重要だし、すでにあるサビのメロディは充分に良いメロディなので、それをメインとしてもフックで生かしたいので、あえてメロディーはあまり動かないものに舵をとって一緒に作っていきました。 このようにしてワンコーラスを作り、土台を完成させます。そして歌詞を先の内容とビッシリとワード、単語や短文細かい文字で書かれたA4用紙の中から

          象眠舎 Mirror 制作記 3 歌詞 part2 +メロディ制作 から歌入れ

          象眠舎 Mirror 制作記 2.歌詞

          僕が楽曲制作の最初から参加するときはメロディよりも歌詞の内容を重視することが多く、今回はThinking about you と悲しいね、というワードがデモの中に入ってた事もあり、これを生かして、このワードからどういう内容に広げていくのかを考えました。    君のことを考えているよ、は実は相手を考えてる、思いやっているという"自分"に酔っているのでは?という考えが浮かび、you は me ということにするというアイディアが出てきて、小西くんに相談してその方向でいくことになり、

          象眠舎 Mirror 制作記 2.歌詞

          象眠舎 Mirror 制作記 1

          
この曲は小西くんからデモをもらった何曲かの1曲で、もらってすぐ聞いた時にはあまり何にもインスパイアされなかったのだけれど、忘れてしまった頃に携帯の音楽をシャッフルで流した時に小西くんの別の曲が流れてきて(2020年6月の時点ではまだリリースされていない曲)、魅力的に聞こえ、その流れで何曲かまとめて聞き返した時にこの曲も引っかかって、すぐに小西くんに連絡して各パートのトラックに分かれている音源をもらい、すぐに仮のミックスを作りました。      その仮ミックスはリリースされた

          象眠舎 Mirror 制作記 1