ヴィパッサナー瞑想③〜気づき
2020年に参加したヴィパッサナー7日目の就寝前の瞑想中だった
いつもと同じように全身の感覚を観察していた時、突如として怒涛のようなものが私の中から湧き起こった
それは無数の光の粒だった
膨大な数の粒子が、内奥から津波のように噴き出し、一瞬で私を飲み込んだ
言葉では表すことのできない突き上げる感覚の渦の中で、号泣した
今思い返すと、この粒子体験に限らず、その前後1ヶ月ぐらい本当にいろいろな体験をした
そのどれもが、雷を打たれるぐらい強烈で圧倒だった
そして気がついたら、この世界や自分の捉え方が変わっていた
今回のヴィパッサナーでも、日を追うごとにゾーンに入っていく
身体の感覚という、言わばとても主観的なものを、客観的に観察すればするほど、感覚は五感の領域を超越していく
五感の感覚を超えた先にあるものは、やはり粒子の感覚だった
満天の星空のような無数の粒子の世界
この膨大な数の粒々の星がわたし?
ううん、この星々が輝く空(スペース)もわたしなんだな
私は日常的に波動を感じ、波動として捉えることが多い
波動というだけあって、波のように雲のように、わりとぼやっとふわっとした感じ
ところが、ヴィパッサナーモードの時は、一つひとつはっきりとした「粒」を感知する
同じエネルギーなのに、状態や捉え方が全く異なるのが面白い
そして今回は、解像度と拡がりが、これまでとは比べ物にならなかった
キラキラ
チカチカ
満天の星空を観察していると、恍惚感に持っていかれそうになる
実際、観察していたつもりが、恍惚感に魅了されて、気がつけば自分が感じたい感覚だけを無意識に追い求めていた
何度も持っていかれて、その感覚を欲していた自分に気づくたび、ハッとした
全然ニュートラルじゃない・・・
いとも簡単にズレていく危うさを痛感し、再びニュートラルな観察モードに立ち戻った
そしてある時、言葉が浮かんだ
I am fully aware
点滅している
どれもそうだ
ずっと光り続けているのではない
点滅している
点滅のスピードが早すぎて、あたかも光り続けているように見える
けれど、よくよく見つめていると、消えては点灯、消えては点灯、を繰り返している
0、1、0、1・・・・・・
そして、その都度微妙に変化している
そうか、そういうことか
真っ暗で自分の手すら見えないセルの中、目を開ける
そこに見えるのは、粒子の星空
あれ?
まばたきをする
けれど、目を開けても閉じても、見えるのはやはり粒子の星空だった
宇宙やエネルギーのありさま
現象(幻想)世界のカラクリ
静かな笑いがこみ上げた
あれから2週間以上経つ今も、私の中では現在進行形でさまざまな変化が起きている
私は言葉での説明がさほど得意ではないし、言葉にしたとたん、するりとすり抜けて、それそのものではなくなる
だとしたら「私」の役目とは何だろう
この気づきを、まんまエネルギーで分かち合うこと
そう思い、先日のオンラインサロンで、無謀にも「この先」の話をしてみた
ディープ過ぎて、さすがに理解してもらえないかなーと思ったけれど、意外にも、みなさんしっかりと受け取ってくれた
マインドは受け入れ難く、置いてけぼりだったようだが、エネルギーでちゃんと伝わったことが嬉しかった
ヒーラーの友人も、私との会話を通じてエネルギーがダウンロードされ、バージョンアップしたそうだ
このブログも同じ
時空のベールを超えてエネルギーは伝播する
そうして「私」という個の体験は、全てに還元されていく
ここまで書いておいてこんなことを言うのも何だけど、10日間のヴィパッサナーコースは、個人的にはおすすめはしない
もちろん、心惹かれる、ワクワクするのであれば体験してみるのはいいと思うが、精神が不安定な方には危険を伴うし、そうした事例をこれまで実際に目の当たりにしてきた
ノーブル・サイレンスが解かれた10日目の午後、他の参加者たちと話していたら、メルボルンやサンシャイン・コーストなど他州から来ていたOld Studentsが何人かいた
そっちにもセンターがあるのに、どうしてここのセンターに来たの?と聞くと、
車で行ける距離だと途中で逃げ出しそうだから、わざわざ飛行機で行かなければいけないシドニーのセンターに来たそうだ
何回もリピートしている人たちですら、そこまで自分を追い込んで、決死の覚悟?で参加していたとは・・・
涼しい顔で楽しんでいた私は、相当変わり者(というか変態)扱いされた 笑
正直、瞑想や観察だって、してもしなくてもいい
常なるものや絶対なものはない
あえて言葉にするのならば、それこそが、私の中で腹に落ちた普遍的真理だ
さあ、これからどうしようか
このパラドックスを、マトリックスを鑑賞し、遊んでみようかな
今はそんな気持ちだ
長文にお付き合いいただきありがとうございました
RHEA
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