京成杯
1月の中山競馬場2000mを舞台に行われているレース。このコースは4角からスタートして、ゴール前の急坂を2度越える難コース。1角まで距離もあることから、とくに少頭数であればハイペースにはなりにくい。中山競馬場特有の機動力は不可欠だが、早熟性に加えて、スタミナに裏付けされた持続力も求められるコースだ。
◎バードウォッチャー
アパパネ産駒だからアカイトリノムスメの半弟。東京競馬場芝1800mのデビュー戦は半マイル通過50.5秒というスローペースの流れを後方待機。11.6、11.5、11.3という加速ラップを推定33.5秒の末脚で差し切った。小回りコースでも侮れない瞬発力だ。内有利の馬場で内枠ゲットもいい。好勝負になると期待。
◯ハヤテノフクノスケ
京都競馬場内回り2000m戦で早めの仕掛けで先頭から5馬身差で勝った前走の内容がよかった。完成度は低いが操縦性が良さそうで好勝負が期待できそう。枠も悪くないところに入っている。500キロを超す雄大な馬格から繰り出すパワフルで持続力あふれる末脚が見れるかもしれない。
▲アーバンシック
百日草特別の優勝馬。半マイル通過48.6秒という完全前残りの流れから11.9~11.7~11.5~11.3という加速ラップを大外から豪快に差し切った。札幌競馬場芝1800mで勝っている馬だから小回りコースで割り引く必要はないと思う。