THE TōNO BOOK

「遠野の今」を伝える、ローカルメディア。2017年3月に完成したガイドブックは遠野市内、盛岡、東京などで配布しています。

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最近の記事

INTERVIEW:田村淳一、田村知世子

「よそ者」だから気づける 地域の魅力とポテンシャル2016年、遠野市は総務省の「地域おこし協力隊制度」を活用した、独自の「遠野ローカルベンチャー事業」を立ち上げた。これは、地方での起業に意欲を持つ人を地域おこし協力隊として採用し、地元企業や生産者と連携しながら、遠野の地域資源を活用した起業を市が後押しするもの。2016年度は9名を採用(2017年度は6名。現在15名)。メンバーは3年以内の起業を目指し、遠野に暮らしながらその準備を進めている。 この事業の

    • WORK:KA.O.RI factory

      「私」として生きていく喜びを 洋服づくりに込めて その工房は、遠野蔵の道ギャラリーのほど近く、鶴乃屋菓子店の隣にある。鳥の飼料店だった店 舗をリノベーションした工房は、昭和の空気感をそのまま 活かし、アンティーク家具と合わせたレトロモダンな空間だ。工房の名は『KA.O.RI factory』。 それまで『by work』として、さまざまな手仕事作家 の作品を扱っていた雑貨店を閉め、2017年1月から工房として新たなスタートをきった。 「 遠野に戻って雑貨

      • SPECIAL:45年ぶりの結婚式

        2017年4月23日(日) 遠野市土淵地区の米通(こめどおり)集落という 人口21人、平均年齢71歳の小さな集落で 45年ぶりの結婚式が行われた。 結婚したのは、それぞれ東京、新潟から移住し 遠野で起業家支援や町づくりをする二人。 外から遠野に来た二人にとって 地域に残る伝統や文化、先人の知恵は どれも興味深く感じたという。 昨春、プロジェクトの一環で米通集落を訪れてからも 集落の人々から色んなことを教わった。 山の神の話、闇米を運んでいた歴史。 畑作業をはじめるタイミ

        • INTERVIEW:吉田敦史(農家)

          ビール農業の実現で、 遠野のこれからを変えていく  50年以上前からビールの原料となるホップを栽培し、全国屈指の栽培面積 を誇る遠野市。10年ほど前からは、キリンビール( 株 )と「 TKプロジェク ト」を立ち上げ、ホップや食材の価値を磨き、遠野の魅力を全国に発信する 取り組みを行ってきた。そして今、新たなビールの里づくりを目指す遠野で、ビールに特化した農業の実現を目指すファーマーがいる。遠野アサヒ農園の 代表を務める吉田敦史さんだ 。